株式会社シグマは、photokina 2018にて、APS-C用中望遠レンズ「SIGMA 56mm F1.4 DC DN」の開発を発表した。発売日、価格ともに未定。

SIGMA 56mm F1.4 DC DNは、周辺光量と歪曲収差はカメラ内での補正機能を使用する事を前提にレンズ設計を行い、小型化を実現。SLDガラスを採用することで、小型化のみならず、画像処理では補正困難な軸上色収差を良好に補正しているという。

35mmフルサイズカメラに比べてボケが小さくなりがちなAPS-Cサイズカメラでも十分なボケ量と明るさを手に入れるために、あえて開放値F1.4にこだわったという。動画AFに対応する光学設計とステッピングモーターの採用により、オートフォーカス時の静かで自然なフォーカスワークが可能。ソニーEマウントではファストハイブリッドAFにも対応。カメラの顔認識や瞳AF機能を使用することで、撮影中に被写体が動いても顔や瞳にピントを合わせ続けることができる。SIGMA 56mm F1.4 DC DNの主な特徴、仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

【その他特徴】

  • マウント部にゴムのシーリングを施した簡易防塵防滴機構を採用
  • 「マウント交換サービス」に対応
  • フレア、ゴーストに配慮した設計
  • シグマ独自のMTF測定器「A1」で全数検査
  • 9枚羽根の円形絞りを採用
  • 高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント
  • 「Made in Japan」のクラフツマンシップ

【主な仕様】数値はソニーEマウント用です

  • レンズ構成:6群10枚
  • 画角(DC):28.5°
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F16
  • 最短撮影距離:50cm
  • 最大倍率:1:7.4
  • フィルターサイズ:φ55mm
  • 最大径×長さ:66.5mm×59.5mm
  • 質量:280g