株式会社アイ・ディ・ケイは、同社のデジタルマトリクススイッチャFDXシリーズの新製品として最大8入力8出力対応の「FDX-08」を2018年11月に発売する。ベースユニットの希望小売価格は税別300,000円。
FDX-08は、HDCP対応のHDMI/DVI用デジタルマトリクススイッチャ。HDCPに対応しているため、ブルーレイディスクプレーヤーなどの著作権保護された映像を入力することが可能。また、変換ケーブルの使用でHDMI信号の入力も可能。長距離延長を対象としたHDBaseT入出力スロットボードまたは光入出力スロットボードを組み合わせることにより、デジタルマトリクススイッチャ周辺をスマートに構成することができるという。
また、スキャンコンバータ出力スロットボードを使用した場合、同期や解像度の異なる映像信号を、疑似シームレスの効果で自然な映像の切り換えを行い、シンク機器へ表示ができる。外部制御用通信ポートとしてRS-232CとLANを装備しており、各種設定の遠隔操作が可能。
従来のHDMI/DVI・光・HDBaseTの入力スロットボードに加えて、SDI入力スロットボードも発売する。SDI入力スロットボードはSMPTE規格に準拠した3G/HD/SD-SDI信号の入力が可能(FDX-64のみSDI入力スロットボードに非対応)。FDX-08の主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■映像
- 最大解像度QWXGA※1(RB)※2、1080p
- 3G/HD/SD-SDIの混在入力が可能
- デジタルケーブル補償機能
入力最大30m、出力最大40m- Cat6ケーブルで最大100m延長可能
- 光ファイバーケーブルで長距離伝送可能
マルチモードファイバー(OM3)最大300m
マルチモードファイバー(OM4)最大1km
シングルモードファイバー(OS1)最大4.7km(オプション:最大10km)- 同軸ケーブルで最大300m延長可能
- SDIループスルー出力コネクタを装備
- アンチストーム®機能
■制御入力
- RS-232C、LAN
■その他
- EDIDエミュレート機能(コピー機能付)
- 映像音声非連動切換対応
MAU-1616(別売)接続時- アラーム出力機能(電源監視、ファン監視)
など※1 光入出力スロットボードの最大解像度はWUXGA(RB)です
※2 (RB)=Reduced Blanking