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Premiere Rush CC
Adobe MAXで主要アプリのメジャーアップデートを発表
アドビは、同社のクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」で、Photoshop CC、Lightroom CC、Illustrator CC、InDesign CC、Premiere Pro CC、Adobe XDなどの主要アプリのメジャーアップデートを発表した。加えて、動画クリエイター向けに、ビデオの編集とYouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアへの投稿ができる初のオールインワンビデオ編集アプリAdobe Premiere Rush CCを公開した。
Creative Cloudデスクトップアプリのアップデートは、Creative Cloud有償メンバーはダウンロード可能。購入プランには個人版、学生、グループ版、教育機関、官公庁、エンタープライズ版がある。アドビのモバイルアプリについてはiOS App StoreおよびGoogle Playからダウンロードできる。
Premiere Rush CCはWindows、macOSに加えて、App StoreからiOSアプリが入手可能(Android版は2019年提供開始予定)。Premiere Rush CC単体プランの価格は、個人版が月額税別980円(税抜)、グループ版が月額税別1,980円。コンプリートプラン、学生版およびPremiere Pro CCの単体プランに含まれ、100GBのCCストレージが付く。最大10TBまでのストレージの追加オプションが用意されている。
ビデオ撮影からソーシャルプラットフォームでのシームレスな公開まで一連の機能統合したPremiere Rush CC
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Premiere Rush CCは、ビデオ撮影から編集、シンプルなカラーおよびオーディオ調整、モーショングラフィックス活用、YouTubeをはじめとする主要ソーシャルプラットフォームでのシームレスな公開までの一連の機能すべてを統合した単一のソリューション。
Premiere Rush CCを使えば、専門的な知識がなくとも、ビデオ、カラー、オーディオを調整、編集し、高いレベルのビデオを制作できるとしている。Premier Pro CCとAfter Effects CCの流れを受け継ぐPremiere Rush CCは、Adobe Stockに収録されたモーショングラフィックステンプレートにアプリから直接アクセスできるため、タイトルづくりもすばやく行える。
また、Adobe Senseiによる、ワンクリックでBGMの音量を調整する自動ダッキング機能も装備。どこからでもアクセス可能で、デスクトップとモバイルを横断して一貫性のあるユーザーエクスペリエンスが提供される。ひとつのデバイス上で作成したプロジェクトを異なるデバイスから、対象のソーシャルプラットフォームに最適化されたフォーマットで投稿することもできる。
マルチデバイス対応の高性能な画像アプリとイラスト制作アプリをプレビュー
主要デスクトップアプリと連携したワークフローを構築できる、2つの次世代モバイルアプリのプレビューを公開した。
タッチ操作でコントロールできるよう再設計されたiPad版Photoshop CCは、デスクトップ版と同じ互換性を受け継いでいる。iPad版PhotoshopでPSDのネイティブファイルをそのまま開いてPhotoshopの画像編集ツールで編集ができ、使い慣れたレイヤーパネルも装備されている。マルチデバイス対応のPhotoshop CCは、iPad版が2019年に提供開始予定。
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iPad版Photoshop CC
Project Geminiは、デバイス横断でのドロー&ペイントワークフローを加速するために新たに開発されたアプリ。iPad版を2019年に提供開始予定。ビットマップとベクター並びに新しいダイナミックブラシを統合し、単一のドローイングエクスペリエンスを提供する。アーティストは使い慣れたPhotoshopブラシを同期して使うことができ、Photoshop CCとの連携もスムーズに行えるとしている。
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Project Gemini
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