ラック一番下に設置されているのがlackmagic Audio Monitor 12G
Blackmagic Designは、ラックマウント型オーディオモニタリングソリューションのアップグレード版として「Blackmagic Audio Monitor 12G」を2018年11月に発売する。希望小売価格はUS$1,195(国内:税別142,800円)。
Blackmagic Audio Monitor 12Gは、12G-SDIテクノロジー、プロフェッショナルバランス・アナログXLRおよびAES/EBオーディオ入力、民生用HiFiオーディオ入力を搭載。マルチレート12G-SDIは、入力信号に応じて自動的にスピードを切り替えるため、2160p60までのSD、HD、Ultra HD、DCI 4K機器と互換性がある。また、12G-SDIループ出力も搭載しているため、オリジナルの信号を他の機器に送信でき、HDMI出力を使用すれば大画面テレビで信号をモニタリング可能。
新しいD級アンプ、デュアル・サブウーファー・デザイン、新しい超ワイドレンジスピーカーにより、広域で滑らかな周波数特性曲線を描き、クリアな高音とパワフルでディープな低音を再現するとしている。パワフルで大音量なため、放送機器室、フライアウェイキットでのロケ使用、中継車内などの騒々しい環境でもモニタリングに必要な音量が得られるという。
フロントパネルは、1ブロックのアルミから削り出されており、ボリュームノブ、コントロールボタン、標準ヘッドフォンコネクター、精密メーター、内蔵LCDスクリーンを搭載している。オーディオメーターは、各チャンネルに27段階のRGBマルチカラーLEDを搭載。無数の方法でメータースケールがカスタマイズでき、ワイドダイナミックレンジのモニタリングが簡単に行える。メーターは、VU、PPM、ラウドネススケールから選択でき、EBUまたはBBCメーターで切り替え可能。
なお、Blackmagic Audio Monitor 12Gは、2018年11月14日~16日に幕張メッセにて開催中の「Inter BEE 2018」の同社ブース(ホール8/No.8216)にて展示されている。