日本サムスンブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
■デザインと性能、コストパフォーマンスに優れた「Samsung Portable SSD T5」
一押しはポータブルSSDの「Samsung Portable SSD T5」。Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kは外付けSSDにも直接録画に対応するシネマカメラ。ブースでは、外付けSSDとBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kを組み合わせたデモを行っていた。
Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの収録メディアはUHS-IIカードとCFast 2.0に対応しているが、コストの問題で大容量メディアカードをなかなか用意できない。CFast 128GBを使った場合でも4K DCIの30PのCinemaDNG RAWで収録時間は7分までと長くない。そこで、Samsung Portable SSDの最大2TBのモデルに注目で、ディスクチェンジなしの挿しっぱなしで117分の撮影が可能になる。Pocket Cinema Camera 4Kユーザーには必須のストレージとなっている。
値段もCFastが128GBで約2万円前後に対して、Samsung Portable SSD T5は2TBで7万円弱とコストパフォーマンスにも優れている。2TBをほかのメーカーでラインナップしているところは少ないうえに、撮った後のそのままUSBでパソコンと接続してUSB3.1 Gen2で高速にコピーできるのもポイントだ。
Pocket Cinema Camera 4Kは、250MB/sぐらいの安定的な速度が出るSSDであればどんなメーカーのSSDでも外付け記録が可能であろう。しかし、サムスンのT5はデザイン性を含めてPocket Cinema Camera 4Kとマッチした組み合わせとなっている。
展示機のPocket Cinema Camera 4KとSamsung Portable SSD T5の組み合わせにエツミのスマホホルダーを使用。T5がBlackmagic Design純正のSSDのようにも見えてしまう。
日本サムスンブースは、エツミのスマホホルダーをセットにしたパッケージを参考出展。InterBEEの展示の反応をみて、製品化に取り掛かる予定だという。
■ハードディスクの10倍以上の速度を実現する「Samsung Portable SSD X5」
「Samsung Portable SSD X5」は、Thunderbolt 3のストレージ。Samsung Portable SSD X5は外付けUSB接続よりも、より高速な転送速度を特長としている。読み取り速度は2800MB/s、1TBや2TBモデルで2,300MB/秒で書き込みが可能。
他社SSDメーカーでは読み取り速度を公表して、書き込み速度を公表しないところもあるが、サムスンは読み込み、書き込みを公表している。このあたりはSSD自体も高速で、自社ですべてチューニングをしてThunderbolt 3の帯域をうまく活かせているのも特長といえるだろう。
ただし、転送が高速になると発熱によって本体が70°と高温になるため、意図的にヒートシンクを入れて表面温度を40°前半までになる熱設計を入れている。その結果、T5よりも大き目の筐体となっている。
ブースでは、95GBの8Kの動画を使ってハードディスクにコピーしたテストを公表。ハードディスクでは約1,000秒かかったものが、USBのT5だと約250秒。X5のThunderbolt 3になると100秒以下になることを紹介していた。特に注目はハードディスクと比べてX5は10倍以上の速度で同じデータをコピーできる点は見逃すことができないところだ。
■サムスンのSSDを搭載したワークステーションの紹介
サムスンのSSDを搭載したワークステーションの紹介も行われていた。その内の一台は、Samsung 960 EVO SSDを搭載しており、Pocket Cinema Camera 4KのCinemaDNGのRAWが普通に再生ができ、2ストリームぐらいまではタイムライン上に乗せて編集は可能であることをアピールしていた。
ワークステーションの紹介コーナー