撮影に必要なアクセサリーを豊富に揃える銀一は、今回デジタル一眼や小型ビデオカメラなどで手軽に移動撮影が行えるモーションコントロールシステムSyrp(シロップ)の新型や、昨年のCineGearで発表されたSteadicam(ステディカム)のM-1 Volt、今年の8月に発売となったAir25のほか、アンビソニックマイクとしてRODE Microphones(ロードマイクロフォンズ)のNT-SF1を国内初公開した。Vマウントバッテリーを電源にAC100VおよびUSB充電用電源を供給できるDC-ACコンバーターTetherTools(テザーツールズ)のオンサイトパワーシリーズなども出展。

また、Cotech Filters(コーテックフィルター)社のLED照明用のディフュージョンフィルター、LED照明用のカラーフィルターなどを初展示したほか、Chrosziel(クロジール)のZEISSレンズ用ズームユニットCDM-LWZ3-Zを初展示した。

Syrpのモーションコントロールデバイスジーニー2は、よりヘビーな重量のビデオカメラにも対応できるようになった。それに伴いデザインが大きく変わった。また、スライド・パン・ティルトの3軸モーションコントロールの可変機能などが搭載されており、撮影中でのスピード変化などにより高度な撮影に対応可能となった

Syrpのマジックカーペットプロはよりヘビーな重量のビデオカメラにも対応できるように設計されたスライダーで、トラック同士を接続して必要なだけ延長できる仕様となっとている

RODE MicrophonesのアンビソニックマイクNT-SF1は新しいマイクカプセルを使用し、ローノイズ設計でSNの良い正確な集音が可能。特性の揃ったマイクを搭載しており、マルチチャンネルレコーダーに接続し、4チャンネルのA-フォーマット録音に対応。ブースではZOOMのF8に接続してデモしていた

先に買収したSoundField社のテクノロジーによりアンビソニックサウンドの業界標準であるBフォーマットを作成することも可能で、ビデオゲーム、スポーツ放送、ドキュメンタリー映画、バーチャルリアリティ(VR)コンテンツ用のサラウンドオーディオを作成することが可能

Tether Tools社の新製品テザーブロック。カメラ底部などに装着してケーブルの抜けを防ぐアクセサリーで、ケーブルを引っ掛けたりときにカメラ側のコネクター損傷の防止にもなる。他にもUSB-Cケーブル、VESAマウントなど便利なアクセサリー類を出展

Tether Tools社のDC-ACコンバーターオンサイトパワー。Vマウントバッテリーを電源としてPCのAC電源アダプターへの電源供給のほかUSB電源を装備しており、タブレットやスマホなどの充電も行える。2個のコンセントと5V2AのUSBポートを4つ搭載しており、出力は最大200W

Vマウントのホルダーは裏側にあり、Dタップで接続する。ONsite Aero V-Mountキットはライトスタンドなどに装着して使用することが可能。テーブル上になっているのでラップトップなどを載せて使用することができる

9.Solutions社のCパンカメラガイドアーム。ブームアップ・ダウン、スライドという直線的な動きだけではなく、ブーム+ティルト、スライド+パンなど曲線的なカメラ操作も可能

他にも9.Solutions社の新製品としてクランプやプレートなどを出展

Cotech Filters社のLED照明用のディフュージョンフィルター。LEDの分光にチューニングされたカラーフィルターなども初展された。Cotech Filters社はイギリスの照明フィルター専門の会社で300種類以上のフィルターラインナップを揃えている。61cm角のしーとの他1.22×3.05mのロールもある

Steadicamは昨年のシネギアで発表されたM-1 Voltのほか、今年の8月に発売となったAir25などを出展。ステディカムに取り付けてモーター制御することで、不要なロールを抑制し、ティルト方向の制御が可能なアクセサリーや新製品のAir25を装着して体験できるデモなどを行っていた