アスク/ディストームブース動画
アスク/ディストームブースレポート
アスク/ディストームブースでは、AJA製品とNewTekのTriCasterを中心としたDSTORM関連製品、その他ATTOやSOFTRON、CatDV、ZeroDensity、G-Technology、GB Labsなどを、それぞれ3つの別ブースで展開。AJA関連は別途ブースレポートをご覧いただくとして、ここではTriCaster関連とアスクが扱うその他メーカーのソリューションを中心にレポートしよう。
NewTekブースではTriCaster TC1/IP Series VMC1用新ソフトウェアTriCasterバージョン7ソフトウェアのほか、NewTekリモートストレージシステム(NewTek NRS16/NRS8/NRSD)が披露された。NDIパートナーがブース内に設けたコマの中で、自社が取り扱う製品とTriCasterなどNewTek製品とのシステムを出展していた。
GB Labsのネットワーク共有ストレージシステム。10月にAdobe Premiere Pro CCとAfter Effects CCが対応し、映画、ビデオ、テレビのポストプロダクション向け共有ストレージシステムとしてより幅広い対応が実現された。GB LabsのストレージソリューションSPACEを取り入れ、Adobeのビデオプロジェクトをチーム内で簡単に共有可能になった
TriCasterブースではTriCasterバージョン7ソフトウェアによるTriCaster TC1/IP Series VMC1のほか、3Play 3P1、TalkShowなどの展示デモが行われた
TriCasterバージョン7ソフトウェアはEXPRESSモードとSWITCHERモードによる初心者用/プロ用インターフェイスの切り替えモードをサポートしたほか、タッチスクリーンモードのサポート、すべての入力ソースにNDI PTZカメラを割り当て可能。ジョイスティックのコントロール調整オプション、LiveMatte機能のキーイングアルゴリズムの最適化、Notification Center(通知センター)機能のサポートなどが搭載された
NewTekリモートストレージシステム(NewTek NRS16/NRS8/NRSD)。4ベイ、8ベイ、16ベイの3種類のラインナップがあり、基本ストレージ容量は24TB~96TBまでをサポート。ネットワークを介したビデオサーバー出力機能により、4系統のNDIをリアルタイムでプレイバック可能でマルチチャンネルと同時に映像のキャプチャやインジェスト、編集、再生をサポートしている。オプションにて、ストレージとNIC(ネットワークインターフェイスカード)の拡張が可能なほか、NewTek IP SeriesやTriCaster TC1、3PlayR 3P1とのシステム互換がある
NDIパートナー各社のコマにはTriCasterなどNewTek製品と組み合わせた様々なソリューションを紹介していた
一方アスクブースでは、正面にZero Densityのリアルタイム3Dバーチャルスタジオのデモのスペースが広く設置されており、その場で撮影した実写映像と3DCGとの合成作業のデモンストレーションが行われていた。その裏ではインジェスト、プレーアウト、アセットマネジメント、エンコード、ストレージなどのソリューションを出展。一連の作業の中で同社の扱う製品が効果的にシステムに組み込まれており、こうした作業を通してトータルで同社がシステムインテグレーションできることをアピールしていた。
Zero Densityリアルタイム3Dバーチャルスタジオ/ARプラットフォームReality Engine。ブロードキャストのほか、ARやライブイベント、eスポーツ、映画業界向けのソリューションを提供できるとしている。ブースでは電車のホームから車両に乗り込むデモが行われていたが、CGの画像に合わせてカメラアングルを決め、人物もCGの画像に合わせて演技していた。こうした一連の作業を実現するためにはリアルタイム処理が必要だが、見ている限りスムーズに撮影が進行していた
Zero Densityの開発したRealityは、リアルタイムノードベース合成ソフトで、最新のリアルタイムVFX/合成セット、ビデオI/O、キーイング、レンダリングを単一のソフトウェアで実現可能。放送や映画などで非常に没入感のあるコンテンツ制作を実現することができる
インジェストから編集、プレーアウトなど、ビデオ制作に関わる様々なシステムをワンストップで提供。インジェストをトータルサポートするSOFTRONや、アセットマネジメントCatDVのほか、ストレージ関連のソリューションとしてATTOやG-Technology、GB Labsによるシステムを披露していた