バイオスブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
■8K編集に最適な高速ストレージ「EP112TB3」
Thunderbolt 3対応、大容量12bay高速ストレージ「EP112TB3」
一番の目玉は、国内自社開発のRAIDボードを活かした高速ストレージ「EP112TB3」。SATAのハードディスクを2列6段、全部で12本搭載する12ドライブモデルで、並列書き込みによってRAID6設定時でも秒間2GBを超えるリードとライトを実現。12TB/本の大容量ディスクも搭載可能で、1台あたり最大実容量120TBを実現。Thunderbolt 3に加えてUSB3.0、eSATA接続も可能。
12台のハードディスクを搭載可能
ブースでは、ストレージの速さを実感できるようにアビッドのMedia ComposerとBlackmagic DesignのDaVinci Resolveと組み合わせたデモが行われていた。Media ComposerとEP112TB3の組み合わせることで4K60pの素材を3ストリーム同時に編集が可能。DaVinci Resolveでは、8K60Pの素材がコマ落ちせず編集ができていた。
Media Composerでは4K60pの素材を3ストリーム同時に編集
DaVinci Resolveでは、8K60pの素材がコマ落ちせずに編集が可能
EP112TB3の特長はRAID6で、高信頼と高速性を実現しているところだ。RAID0は、ハードディスク1本死んだだけで復旧は困難だが、RAID6だとハードディスクが2本までダウンしても問題はない。
他社のストレージでも秒間2GBを超えるリードとライトを実現するものがあるが、RAIDは0などストライピングをして実現している場合が多い。RAID0よりもRAID6は速度が落ちる傾向にあるが、バイオスはRAID6でパリティを2本吐き出しつつ、2GB超えの速度を実現している。速さと安定性を高い次元で両立しているモデルといえそうだ。
■業界初のICカードセキュリティ付き高速ストレージ「EPX25TB3」
「EPX25TB3」は、2.5インチSSDを10本搭載積しており、現状は1TB、2TBのSSDを搭載できる。今後、4TB、8TBのモデルが登場すれば、最高8TBを10本積んで80TBという構成が可能になる。インターフェイスはThunderbolt 3。
取っ手を搭載して持ち運んで使えるEPX25TB3
2.5インチSSDを10本搭載積
もう1つの特長は、本体上部に交通系のICカードでのセキュリティの搭載。PASMOやSuicaなどのICカードでセキュリティを解除できるようになっている。本体に取っ手がついており持ち運びを想定しているが、データを扱えるようになる。そこで盗難や紛失などを想定してセキュリティが強化されている。
ICカードセキュリティを搭載しており、解除、紛失盗難時にもデータの漏洩を防げるようになっている