新しい映像アワード「MADD.Award 2019」が開催される。MADD. Awardは、Movie For Art,Design and Data(MADD.)をコンセプトとした映像アワード。スマートフォンを通した映像活用の民主化、HuluやNetflixなどの映像ストリーミングの普及、8K環境による大規模映像の出現など、映像を取り巻く環境は常に変化し続けており、インフラや技術が急速に進化する一方で、その可能性は映像の作り手に十分に伝わっておらず、新しい表現や物語性の開拓は遅々として進んでいないのが現状だ。
MADD.Awardはこのような背景から誕生し、新しい映像表現にチャレンジする場を提供するとともに、アワードとそれに伴うイベントの実施を通して、映像作家、デザイナー、アーティスト、技術者の生きた生態系を実現するとしている。今回が第一回目の開催だが、毎回異なるテーマが設定される。詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
1.【MADD.Award 2019 のテーマ】
“potential of 8K”
8K技術は我々の生活にどのようなイノベーションを引き起こすのでしょうか。人類にどのような感動と驚嘆をもたらすのでしょうか。人間の認知はどのように変容していくのでしょうか。まだまだ未成熟で、可能性は無限大です。初年度は8K映像を対象にまだ見ぬ世界を体感させてくれる作品を募集します。
2.【応募情報】
- 応募資格
企業・団体あるいは個人・グループ、年齢、性別、職業、国籍は問いません。- 応募要項
8K解像度(7680×4320)に対応した実写の動画、アニメーション/CG(リアルタイムレンダリングによるものも含む)で、原則60~180秒の映像コンテンツを募集いたします。- スケジュール
2018/11中旬 募集開始
2019/1/12 ワークショップ(実写/CG)@アストロデザイン株式会社
2019/2/14 エントリー締切
2019/2/21 作品提出締切
2019/3月 作品上映会3.【ワークショップ内容】
開催日時:2019年1月12日(土)14時より
場所:アストロデザイン本社
セミナー内容
- Ars ElectronicaのDeep Space 8K で発表した「Scalar Fields」の制作プロセスとそれに関わるソフトウェアの使い方レクチャー(講師:脇田 玲)
- 8Kリアルタイムレンダリング制作テクニック(講師:田所 淳)
- 8K実写映像の制作環境の紹介と実例(講師:戒能 正純)
※ワークショップの参加費は無料です。参加をご希望のされる方はinfo@madd.jpまでお問合せ下さい。
※セミナー終了後、雪が谷大塚駅周辺にて懇親会を会費制で行います。
4.【賞】
作品上映会にて、入賞作品を発表させていただきます。また、応募作品全てを掲載した“MADD.book”を作成し、応募者全ての方に進呈いたします。
5.【審査員】(50音順)
田所淳(クリエイティブコーダー)
田中雅人(プロデューサー/ブランディングスペシャリスト/AnyProjectsファウンダー)
塚田有那(キュレーター/編集者)
脇田玲(アーティスト/慶應義塾大学SFC教授)
and more…主催:MADD.事務局 慶應義塾大学SFC研究所 次世代映像コンソーシアム・アストロデザイン株式会社
協賛:アズラボ株式会社