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Blackmagic Designの発表によると、撮影監督のエリック・コーレツ氏の新作「Siberia」の撮影にMicro Studio Camera 4KおよびVideo Assist を使用したという。また、オンセットでDaVinci Resolve StudioおよびDaVinci Resolve Micro Panelを撮影中に使用して、様々なルック作成も行なった。

「Siberia」は、キアヌ・リーブス演じる、アメリカ人ダイアモンド商人のルーカス・ヒルが、重要な取引の最中に失踪したパートナーを探しにシベリアを旅する姿を描いた作品。パシャ・D・リチニコフ演じる、気の短いバイヤーと取引をしながら、ルーカスは行方不明となったダイアモンドの捜索に繰り出す。そこで、アナ・ウラル演じる地元のカフェオーナーと思いがけずも情事にいたる。ルーカスには、モリー・リングウォルド演じる妻がいるにも関わらず…。

コーレツ氏は、ルーカスと妻がビデオチャットで会話するシーンと、失踪したパートナーのビデオをルーカスがラップトップで観るシーンをMicro Studio Camera 4KおよびVideo Assist 4Kで撮影した。コーレツ氏は次のようにコメントしている。

4Kで撮影でき、ビデオチャットのアングルを模倣できる小型カメラが必要でした。あたかも、俳優たちがiPhoneやラップトップを持っているかのように動かせる、小さなサイズである必要がありました。

Micro Studio Camera 4Kで撮影し、Video Assist 4Kに収録しました。俳優が自分たちでフレーミングを調整できるように、Video Assist 4Kを俳優に向けて設置しました。カメラとVideo Assist 4Kは極めてうまく機能し、ワークフローもシンプルそのものでした。高品質の10-bitの編集可能なファイルで収録できるProRes 422 HQで撮影しました。フッテージは、その後ラップトップと携帯電話にスーパーインポーズしました。

また、コーレツ氏は、DaVinci Resolve StudioおよびDaVinci Resolve Micro Panelを使用して、様々なルックのテストおよび作成も行なった。

撮影監督として、自分が撮ったイメージのルックをコントロールし、それを使用して色々と試せることは重要です。「Siberia」では、DaVinci Resolve StudioでDITと共に複数のLUTを作成しました。また、自分だけでカラーの可能性を掘り下げ、色々と実験しました。DaVinci Resolve Studioは撮影監督に適したシンプルさがありつつ、パワフルな機能が搭載されています。

さらに、DaVinci Resolve Micro Panelはどこにでも持ち運びできる点で気に入っています。撮影場所を問わず、携帯性の高い小型サイズにも関わらず、このようなコントロールが得られるのは素晴らしいですね。オンセットでも、撮影後にホテルでルックをさらに掘り下げるためのテストを行なっている場合でも、必要な機能が手元でコントロールできました。