ティアック株式会社は、リニアPCMレコーダーの新製品として「DR-05X」「DR-07X」「DR-40X」を2019年2月上旬に発売する。希望小売価格はすべてオープン、市場想定価格はDR-05Xが税別13,000円、DR-07Xが税別15,000円、DR-40Xが税別21,000円。
今回新発売となるDR-05X、DR-07X、DR-40Xは、同社の「DR-05」「DR-07MKII」「DR-40」に大幅な機能強化を加え、高音質、高機能レコーディングを実現したもの。特に大きな機能強化は、全モデルに2イン/2アウトのUSBオーディオインターフェース機能を追加したことだ。インターネット配信やポッドキャストも手軽に収録可能だとしている。高音質ステレオマイク搭載のUSBマイクとしても機能する。また、iPhoneなどiOS機器のインターフェースとしても使用でき、iPhoneでの動画撮影の他、内蔵のリバーブエフェクトを併用することで、インターネット配信での弾き語りやカラオケでの高音質マイクとしても活用できる。
文字起こし再生モードも全機種に搭載。人の声に特化したEQプリセットで、より明瞭な声の再生を可能にし、ジャンプバック再生により、瞬時に録音ファイルを再生することが可能。文字起こしの際に多用する早戻し、再生の繰り返しをより手軽に行うことが可能だという。
カセットレコーダーの様に録音できるオーバーライト(上書き)録音機能により、失敗したテイクを残さずに、録音を進めることも可能。オーバーライト録音機能は1回のUndoが可能なため、前のテイクを残したい場合はその場ですぐに元に戻すことができる。
その他にも、DR-100MKIIIで採用されている白色バックライトLCDディスプレイをDR-Xシリーズ全モデルで採用。microSDXCカードの容量は最大128GBまで対応し、最長で37日間(320k/MP3)の長時間録音が可能となった(DR-40XはSDXCカード)。日本語のみならず英語/スペイン語/フランス語/イタリア語/ドイツ語/ロシア語/中国語/韓国語/ポルトガル語と10か国語のメニュー表示にも対応している。
DR-07X、DR-40Xの大きな特徴である「A/B」および「X/Y」方式の切り替えが可能なステレオコンデンサーマイクは継続して装備。また、DR-05Xに搭載されている無指向性ステレオマイクは、より手軽なステレオ録音が可能だとしている。