ソニーは、記録メディアの新しい規格であるCFexpressに対応した次世代メモリーカード「CFexpress Type B」(128GB)を開発していることを発表した。同開発品は、2019年夏に128GBの商品化を予定しており、今後256GB、512GBの大容量モデルの商品開発も検討しているという。
CFexpressは、CompactFlash Association(コンパクトフラッシュアソシエーション)によって策定された新しい記録メディア規格。インターフェースにPCIe Gen3を採用しており、高速データ転送が特長。先進のフラッシュメモリー制御技術により、最大読み出し速度1700MB/s、最大書き込み速度1480MB/sの超高速性能により、大容量データを短時間で確実に記録することが可能。
CFexpress規格の3倍となる70N(ニュートン)の曲げ試験に耐える高耐久性、および同規格の5倍となる5m落下試験をクリアしており、優れた堅牢性を備えている。また、耐X線(ISO7816-1準拠)、耐温度、耐磁性、UVガードなどの信頼性も備えており、高い信頼性が求められるプロフェッショナル用途などでの厳しい要求に応えるとしている。その他にも、ソニーのCFexpressカードに最適化した新カードリーダー(USB3.1 Gen2対応)の開発も進めている。