Blackmagic Designの発表によると、ヨーロッパ最大のポストプロダクションスタジオの1つであるChimney Groupが、アメリカ合衆国、東南アジア、オーストラリアへの急速な拡大の一環として、DaVinci Resolve Studioを採用したという。
1995年にプロデューサーのヘンリック・ラーション氏により設立されたChimney Groupは、ロサンゼルス、シンガポール、ベルリン、シドニーなど、9ヶ国14都市にオフィスを構えているポストプロダクションスタジオ。Chimney Groupは現在、全フィニッシング・ワークフローを、DaVinci Resolveノンリニア編集/カラーコレクション・プラットフォームで統一している。
ラーション氏: これまでにいくつものフィニッシングツールを使用してきましたが、DaVinci Resolveほど速度と効率に優れたツールはありませんでした。DaVinci Resolveは私たちにとって最高のソリューションです。私たちは、クリエイティブ・ファクトリーであると自負しています。
プロジェクトの納期が短くなる中、DaVinci Resolveを使うことで、DITからコンフォーム、カラーグレーディング、納品までを非常に効率的に行えます。単一のソフトでACEのカラーマネージメント、IMF納品、HDRマスタリングが可能なだけでなく、NLEのツールセットにより、将来的に面白いオプションを使用できるようになります。
約560平方メートルの広さを誇るニューヨークのスタジオなど、複数のスタジオを新設するに伴い、トップクラスの人材を起用できることもDaVinci Resolveを採用した理由の1つであったという。編集およびグレーディング用の8つのスイート、そしてVFX用セクションを有する新スタジオは、近代的プラットフォームであり、Unilever、ESPN、Microsoftなどの顧客にサービスを提供している。
ラーション氏: DaVinci Resolveはマルチプラットフォームをサポートしており、フィニッシングにおける業界標準となっています。つまり、クリエイティブな人材や技術者を以前より簡単に確保できるようになりました。
また、DaVinci Resolveのリモートグレーディングを使えば、クライアントが世界中どこにいても、弊社のスタジオで優れた人材にアクセスしてリモートの作業が可能です。
Blackmagic Desingは、DaVinci Resolveなどのクリエイティブツールをよりアクセスしやすくすることに尽力しているが、Chimney Groupはその強力なサポーターである。
ラーション氏:誰もが自由に使用できることで、これまで機会に恵まれなかった多くのアーティストたちも、DaVinci Resolveの経験を積むことができます。誰もがツールを使用できるので、私たちとクライアントは将来的に、より多くの優れた人材にアクセスできます。誰にとってもすばらしいシステムです!