ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 16 Studioパブリックベータ3および、DaVinci Resolve 16パブリックベータ3を公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。
パブリックベータ3では、ユーザーからのフィードバックに基づき、全体的な安定性と数多くの機能を改善。スマートビンをフォルダーにドラッグして管理できる機能、クリップ間のリタイム/スケーリング属性のコピー機能のサポートを追加。台詞の置き換え作業用の弾性波アラインメントを改善、Fairlightページに外部オーディオアプリケーション用のタイムコード出力を新しく追加。
ギャップを含む複合クリップがより正確に合成できるようになり、エディットページで複数のクリップを選択する際のパフォーマンスやAMDハードウェアでのH264/H.265エンコードが向上。また、カットページにおけるクリップ/タイムライン操作のキーボードショートカットのサポートも追加された。
エディットページでは、同期したマルチチャンネルオーディオのダイナミックトリムや、複合クリップの編集を改善。使用していないクリップを平坦化する際は、より正確なクリーンアップが可能。さらに、速度変更機能は正確にタイムラインをリップル、スタック/タブ表示対応のタイムライン使用時にオーディオ波形を正確に表示、キーボードショートカットの信頼性およびテキストレンダリングが向上、クリップカラーを正確にリフレッシュ。
ビジュアルエフェクトでは、Fusionは特定のノードパラメーターの取り消しを正確に実行、Auxチャンネルのアイコンはビューアの現在の状況を反映、AuxチャンネルのOpenGLレンダリングが向上、高速のガウスブラーのCUDA処理が向上。そして全体的な安定性も大幅に向上しているという。
カラリスト用の機能では、サードパーティ製のOpenFXプラグインの安定性が向上、GPUスコープでタイムラインワイプの動作を正確に表示、タイムラインノードグラフを確認する際にヒストグラムの背景を正確に表示。
Fairlightページでは多くの問題が解消された。Bチェイン設定、サンプルの基本周波数を検出する際のフォーリーサンプラーの正確性、VCAのグループ化などの問題が解消され、Fairlightタイムラインにズームした際のバスのラウドネス履歴がより正確に。アプリケーションを再起動した際にコントロールルームのボリュームを維持、サラウンドチャンネルのラウドネス値を正確に計算、再リンクしたメディアは正確な波形を表示。さらに、オートメーションコントロールが向上、クロスフェードの全体的なオーディオ品質が改善された。