「IMX415」(左)、「IMX485」(右)

ソニーは、今後のスマートシティの拡大を踏まえ、防犯・防災、交通、商業施設を始めとしたさまざまな監視用途で急速に普及が進むセキュリティカメラ向けに、4K解像度の1/2.8型積層型CMOSイメージセンサー「IMX415」と、4K解像度で従来比3.3倍の高い低照度性能を実現する1/1.2型裏面照射型CMOSイメージセンサー「IMX485」を商品化することを発表した。

1/2.8型(対角6.43mm)有効約846万画素 積層型CMOSイメージセンサー「IMX415」
サンプル出荷時期:2019年4月
サンプル価格:税別2,500円

1/1.2型(対角12.86mm)有効約842万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサー「IMX485」
サンプル出荷時期:2019年7月
サンプル価格:税別10,000円

IMX415は、独自の高感度・低ノイズ技術を駆使し、画素サイズを従来比約80%の1.45um角に微細化することで、1/2.8型の小型でありながら、低照度性能が従来のCMOSイメージセンサーに比べて1.5倍向上。また、低ノイズ回路を搭載した積層型構造を採用することで、暗いシーンでも鮮明な映像の撮像が可能だとしている。

IMX485の画像

IMX485は、画素サイズを従来比2.1倍の2.9um角にし、最新の画素技術を適用した低ノイズ化により、低照度性能が従来のセキュリティカメラ向けCMOSイメージセンサーに比べて3.3倍に向上。これにより、暗いシーンでも物体を正確に検知し撮像できるとしている。