パナソニック株式会社は、同社のデジタル一眼カメラLUMIX Sシリーズ「DC-S1R/S1」と、Gシリーズ「DC-GH5/GH5S/G9/G99/GX7MK3、DMC-G8」8機種のファームウェアアップデートを2019年7月9日に提供開始する。同社Webサイトよりダウンロード可能。
■LUMIX Sシリーズ ボディ対応ファームウェア
- S1R ファームウェアVer.1.2
- S1 ファームウェアVer.1.2
- LUMIX Tether Ver.1.5
- LUMIX Sync Ver.1.0.1
- PHOTOfunSTUDIO 10.1 PE
■LUMIX Gシリーズ ボディ対応ファームウェア
- GH5 ファームウェアVer.2.5
- GH5S ファームウェアVer.1.3
- G9 ファームウェアVer.1.3
- G99ファームウェアVer.1.1
- GX7MK3 ファームウェアVer.1.4
- G8 ファームウェアVer.1.4
- Image App Ver.1.10.14
- LUMIX Tether Ver.1.5
※LUMIX TetherはGシリーズ中、DC-GH5、DC-GH5S、DC-G9のみ対応。
同アップデートにより、DC-S1R/S1では、ボディ内手ブレ補正/Dual I.S.2性能、AF機能などの機能が向上した。DC-GH5/GH5S/G9/G99/GX7MK3、DMC-G8では、交換レンズ「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.(H-X1025)」に対応したほか、様々な操作機能が向上するという。アップデート内容は以下の通り。
LUMIX Sシリーズ追加の新機能
(1)ボディ内手ブレ補正/Dual I.S.2性能向上
■対応機種:DC-S1R/DC-S1
カメラ内部に搭載されたボディ内手ブレ補正(B.I.S.)の手ブレ補正性能が、シャッター速度5.5段分から6.0段分※1に向上。さらにレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)と連動した「Dual I.S. 2」の手ブレ補正性能は、シャッター速度6.0段分から6.5段分※2、※3に向上し、中望遠~望遠域までの撮影や、暗がりなどでの撮影をサポート。
※2CIPA規格準拠(Yaw/Pitch方向:焦点距離 f=105mm、S-R24105使用時。レンズのファームウェアVer1.1以降で対応)
※3CIPA規格準拠(Yaw/Pitch方向:焦点距離 f=200mm、S-R70200使用時。レンズのファームウェアVer1.1以降で対応)
(2)遠近の被写体、どちらを狙う場合も迷わない、AF-ON「近側/遠側」設定
■対応機種:DC-S1R/DC-S1
ピントを合わせたい被写体が、手前にあるか奥にあるか、優先する対象を選べる新しいAF制御が可能。AF-ON時に[近側]に設定すればピントが背景に抜けるケースを抑えられ、「遠側」では手前の障害物の影響を受けにくくでき、ストレスのないピント合わせが可能。「近側」「遠側」は、Fnボタンに設定することで切り換え可能。
(3)S1専用アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」への対応
■対応機種:DC-S1
シネマカメラクラスの14+ストップV-Logなどの動画撮影を可能にする別売のS1専用アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」の機能が使用可能。
(4)性能改善、使用性向上
■対応機種:DC-S1R/DC-S1
- 動画撮影時におけるAFモード「追尾」時の追従性能を改善
- XQDメモリーカード使用時の動作安定性を向上
LUMIX Gシリーズ追加の新機能
(1)交換レンズLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.(H-X1025)との互換性向上
■対応機種:DC-GH5、DC-GH5S、DC-G9、DC-G99、DC-GX7MK3、DMC-G8
- 動画撮影時の滑らかな絞り制御駆動に対応
- 静止画撮影時に、絞りリングによる制御を「SMOOTH」「1/3EVステップ」から選択できる「絞りリング設定」メニューを追加
(2)シャッターリモコン「DMW-RS2」に対応
■対応機種:DC-GH5、DC-GH5S、DC-G9、DMC-G8
バルブ撮影、動画撮影に対応した新シャッターリモコンDMW-RS2に対応。カスタムメニューでリモコン側の動画RECボタン操作をON/OFFで行える。
(3)バッテリーグリップ「DMW-BGG1」に対応
■対応機種:DC-G99
DMW-BGG1のFnボタンをカスタマイズできる機能を追加。