株式会社シグマは、Contemporaryラインのフルサイズミラーレス専用単焦点レンズ「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」を2019年7月26日に発売する(Lマウント用、ソニーEマウント用)。希望小売価格は税別75,000円。

SIGMA 45mm F2.8 DG DNは、同社が新たに開発、提案するミラーレス専用レンズシリーズの第一弾。Contemporary、Art、Sportsのコンセプトはそのままに、ミラーレスカメラの特徴であるショートフランジバックを活かした設計により、これまでにない仕様や性能の交換レンズを開発するとしている。

比較的小型なフルサイズミラーレスカメラとの組み合わせを想定し、持ち運びしやすいサイズと光学性能とのバランスを取ることで、常用単焦点レンズとしての使いやすさを追求した標準レンズ。「最適バランスの追求」というContemporaryラインの開発コンセプトを具現化し、フルサイズミラーレスカメラ専用設計レンズの第一弾として相応しいプロダクトに仕上げたとしている。

45mm F2.8 DG DN | Contemporaryは特にボケの表現にこだわっており、被写体前後のボケだけでなく、合焦部分に近接した範囲の微ボケ・小ボケ部分からも柔らかにボケていくよう球面収差をコントロール。ボケ像の周縁部をソフトににじませることで二線ボケなどを抑制し、前景・背景の滑らかな描写により被写体の立体感を高めるとしている。また、24cmという最短撮影距離も合わせることで、スナップ撮影やテーブルフォトでも画角を活かした画作りを楽しむことができ、口径食にも配慮した設計により、美しい丸ボケ形状が得られ、ボケ全体の渦巻現象も抑制しているという。

ステッピングモーターによりスムーズかつ静粛なAF撮影が可能。顔・瞳優先AFや動画AFにも対応している。MF操作にも配慮した設計となっており、適度なトルクのリングは操作感も良好。

普段使いのレンズとしてビルドクオリティと操作感も追求。着脱時の感触にもこだわったバヨネット式フードを含め、レンズボディのメイン素材には金属を採用し、耐久性を向上。また、クリック感まで追求した絞りリングにより、様々な撮影スタイルで快適に操作できるとしている。SIGMA 45mm F2.8 DG DNの主な仕様は以下の通り。

  • レンズ構成:7群8枚
  • 画角:51.3°
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:24cm
  • 最大撮影倍率:1:4
  • フィルターサイズ:φ55mm
  • 最大径×長さ:φ64.0mm×46.2mm(長さはレンズ先端からマウント面までの距離)
  • 質量:215g

※数値はLマウント用