ティアック株式会社は、ピンマイクレコーダー「DR-10L」にiZotope社のオーディオリペアソフトウェア「RX 7 Elements」のバンドルを追加することを発表した。2019年10月30日以降に新規購入したDR-10Lが対象となる。

RX 7 Elementsは、オーディオファイルをAIで分析し、バックグラウンドノイズやポップノイズなどを自動的に特定してリペアするRepair Assistant機能搭載のスタンドアローン版エディター。DR-10Lで録音した音声を更にブラッシュアップし、プロクオリティの制作をサポートするとしている。RX 7 Elementsの主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■RX 7 Elementsの主な特長※タックシステム株式会社様サイトより抜粋

  • Repair Assistant:3つのタイプ(Music、Dialogue、Other)、3つの強さ(Light、Medium、Aggressive)から1つずつを選択し、ファイル内のノイズを分析・検知して自動的に問題を修正。
  • RX Audio Editor standalone application:スペクトラルビューでオーディオの問題を視覚化し、編集ツールで修正。
  • Voice De-noise:ボーカル、ダイアログ⽤のノイズ除去モジュール。エアコンなどのルームノイズやハムノイズ、ヒスノイズなどを低減。
  • De-clip:オーディオのクリッピング(音割れ)問題を修正。
  • De-click:レコードのパチパチ音、リップノイズ、ベース弦のクリック音などのノイズを、独自の低レイテンシーなアルゴリズムで除去。
  • De-hum:電源ノイズ(ハム)を除去するモジュール。

なお、DR-10Lの製品にダウンロードコードは同梱されていないため、追加バンドルは、同社特設サイトより申し込みが必要だ。