JVCケンウッドはスタジオ制作向けの新ラインアップとなるライブプロダクションシステムCONNECTED CAM STUDIOを核とした撮影から放送/配信までのIP映像制作ソリューションを中心に展示。
パートナー企業であるスロバキアのStreamstar社と共同開発したライブプロダクションスイートKM-IP6000やKM-IP4100のほか、映像の破たんを大幅に改善するZixiプロトコルでクラウドを活用したライブ配信システム、4KメモリーカードカメラレコーダーGY-HC550やGY-HC500のほか、HDメモリーカードカメラレコーダーGY-HC900CHなどのCONNECTED CAMカメラレコーダーラインアップを出展した。
また、AWSブースのコンテンツ制作コーナーでは、CONNECTED CAMに搭載している撮影クリップが生成される毎に自動でアップロードされるオートFTP機能を使い、AWSクラウドへのダイレクトアップロードの実演を行ったほか、会場内のINTER BEE SPORTエリアにおいてはコーチングや判定用補助用リプレーを切り口としたスポーツ市場向け映像ソリューションを参考出品し、IP映像制作ソリューションの展示・提案をおこなった。
4KメモリーカードカメラレコーダーGY-HC550は従来のUSBホスト端子を使った無線LANやLTEなどのドングルに加えて、内蔵LAN端子や2.4GHz/5GHzのMIMO方式のデュアルアンテナ型内蔵無線LANなどに対応する各種インターフェースを装備している
GY-HC500はデュアルアンテナを装備していないだけで、基本性や機能はGY-HC550と同等
Streamstar社と共同開発したライブプロダクションスイートKM-IP6000とKM-IP4100。スポーツ配信や音楽ライブなどの制作に求められる機能を1台に集約したライブスイッチャーシステムでネットワークを経由したIP制御により、遠隔地に設置したカメラのズームやアイリスのほかフォーカスやシャッタースピード、ホワイトバランス、ゲインなどのリモート操作が可能。なお、KM-IP6000 IPのビデオ入力は6系統でKM-IP4100 IP4系統に対応
HDメモリーカードカメラレコーダーGY-HC900CH。4月にファームウェアのバージョンアップがなされ、High-Speed撮影機能やSD(480i)解像度撮影機能などが追加された
会場内のINTER BEE SPORTエリアにおいてコーチングや判定用補助用リプレーを切り口としたスポーツ市場向け映像ソリューションを参考出品
デモンストレーション使われていたスコアボード機能搭載ビデオカメラシステムGY-HM250BB。右のPCでスコアボードから読み取った数字の表示やデザインなどの設定を行う
実際の表示の様子。右下にあるようにスコアの表示が可能。画像は会場内のINTER BEE SPORTエリアからのもの
ポータブル電源BN-RB5-C。イベントやロケなどでAC電源が取れないとことでも500Wまでの電源供給が可能。80Wの32型液晶TVの場合約5時間の使用が可能。USB出力も装備しているので、スマホなどの充電も可能
SSDメディアアダプターKA-MC100。これを使用することでGY-HC550やGY-HC500でApple ProRes 422での4K/60p記録が可能