HEVCやMPEG-4のほか、Apple ProRes、AVC-Ultraなどの各種コーデックに対応したエンコーダーやデコーダーを自社開発のオリジナルコア搭載により製品化している。
今回は、新製品として4K対応HEVCコーデック搭載のエンコーダー/デコーダーHLD-5000E/HLD-5000Dを始め、既発売の超低遅延対応H.264コーデック搭載のエンコーダーデコーダーHLD-300C、Cloud向けソリューションとしてIntel PAC Stratix 10によるH.264 11ch同時デコードなどを出展。また、60GHz帯無線装置MultiHaulとHLD-5000を組み合わせた4K映像の伝送実演を披露した。
60GHz帯無線装置MultiHaulとHLD-5000を組み合わせた4K映像の伝送実演。トータルで30msecの超低遅延伝送が可能
HEVC/H.265エンコーダHLD-5000E。4K/59P時のコーデック遅延は20msecと低遅延を実現。HEVC/H.265(HD)x2chエンコードが可能
HEVC/H.265デコーダHLD-5000D。オリジナルコア搭載で、HLD-5000Eと組み合わせ超低遅延デコードに対応
MPEG-4 AVC/H.264コーデックエンコーダーデコーダーHLD-300C。コーデック遅延が僅か10msec。なおオプションでMPEG-2コーデック、IP Gatewayに対応
Cloud向けソリューションIBEX‘IP on Intel PAC Stratix 10。Apple ProResやApple ProRes RAWのほか、AVC-UltraやXAVC、HEVC/H.265、MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2、VC-3に対応可能。ブースではH.264/11ch 同時デコードの実演を行った
60GHz帯無線伝送装置MultiHau。ブースではHLD-5000と組合わせ4K映像をエンコーダー1対デコーダー2台で伝送実演を行った。MultiHauは免許不要の60GHz帯を使用した伝送装置で、見通しで250~300mの伝送が可能。アンテナ一体型で自動方向調整機能を搭載しているので、設置が簡単に行える