株式会社IMAGICA Lab.は、東京映像センター内の第ニ試写室における機材・設備をアップグレードし、「ドルビーシネマ」向けカラーグレーディング、DCPマスタリング、映写作業の対応を開始したことを発表した。
同社は、IMAGICA Lab.東京映像センター第ニ試写室にRGBレーザー光源を採用した「ドルビービジョン プロジェクションシステム」とBlackmagic Design社製「DaVinci Resolve」カラーグレーディングシステムを設置。合わせて「ドルビーアトモス」コンテンツの再生に対応するサラウンドシステムを導入し、「ドルビーシネマ」に対応したカラーグレーディングからDCP映写まで一貫してコンテンツを完成させる環境を国内で初めて構築した。
従来、ドルビーシネマに対応した作品を制作する際は海外のDolby社指定の環境で作業を行う必要があったが、同サービス開始に伴い国内でもドルビーシネマ作品の制作が可能となる。ドルビーシネマ作品のシアトリカル向けカラーグレーディング第1弾作品として、2020年3月6日公開の劇場用映画「Fukushima 50 フクシマフィフティ」(製作:「Fukushima 50」製作委員会、配給:松竹、KADOKAWA)のドルビービジョン用カラーグレーディング作業を担当予定だという。