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AJA Video Systemsブース動画
AJA Video Systemsブースレポート
AJAはIBCで発表したHDR Image Analyzer 12GやKUMO 6464-12Gルーター、新たに出荷開始となったCorvid 44 12G開発者向けI/Oモデルなどの新製品を出展。その他にも、11月14日に発表された、8K対応のHDR Image Analyzer 12G、ファームウェアバージョンアップされたKi Pro GO v1.5およびKi Pro Ultra Plus v5.0、openGearのカードとしてSD/HD-SDI対応のアップダウン/クロスコンバーターOG-FS-Mini、SDI 対応のスケーリングやフレームレート変換OG-ROI-DVI、HDMI対応のスケーリングやフレームレート変換OG-ROI-HDMIのほか、フレーム同期ミニコンバーターFS-Miniなどの各種コンバーターを出展した。
HDR Image Analyzer 12Gは今回新たに8Kに対応。リアルタイムでHDR/WCGモニタリングおよび分析ができるほか、無料ソフトウェアにより、最大8K/UHD2 HDRまでのコンテンツのモニタリングおよび分析を可能にし、高帯域ワークフローをケーブル1本で実現する。
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11月14日に発表された8Kに対応。リアルタイムでHDR/WCGモニタリングおよび分析ができるHDR Image Analyzer12G
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HDR Image Analyzer 12Gは、12G-SDI接続で最大8Kの波形やヒストグラム、ベクトルスコープのモニタリングと分析に対応しており、PQ(Perceptual Quantizer)やハイブリッドログガンマ(HLG)といった、SDR/HDR規格のモニタリングと分析が可能。放送やポストプロダクションにおいて、クオリティコントロール(QC)やマスタリングなどで利用可能
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openGearに内蔵されるカードとしてSD/HD-SDI対応のアップダウン/クロスコンバーターOG-FS-Miniと、SDI対応のスケーリングやフレームレート変換ができるOG-ROI-DVI、HDMI対応のスケーリングやフレームレート変換ができるOG-ROI-HDMIが新たに加わった
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Ki Pro GOのv1.5ファームウェアを発表
Ki Pro GOはv1.5ファームウェアにより、タイムコード付きのビデオを収録および再生可能となる。タイムコードはSDI入力信号のRP188から生成され、実時間での記録もしくは特定の時間に開始するよう設定可能。再生の際にはKi Pro GOのSDI出力信号にRP188として自動的にエンベデッドされる。また、5つのUSBポートすべてでバックアップとプライマリ収録が可能になり、ユーザーは希望する記録先をより自由に選択できる。さらに、今回のアップデートでは、新規クリップの名称ルールの設定とセグメント収録ができるようになり、各クリップにファイル名が自動的に付与され、収録が延長した際にも各セグメントを識別できる。
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Ki Pro Ultra Plusのv5.0ファームウェアを発表
Ki Pro Ultra Plusは、v5.0ファームウェアで新たに対応となったInfinite Record(永久収録)モードは、すべての映像が自動的にキャプチャされ、常時稼働するバックアップレコーダーとして使用可能。Infinite Recordモードには、自動フォーマットと2つのAJA Pak Mediaスロットへのロールオーバーが含まれており、中断なく収録が行え、1つのドライブがいっぱいになった時でもダウンタイムが発生しない。Ki Pro Ultra PlusはSDI/HDMI接続経由で、最大4チャンネルのHD同時収録、または4K/UltraHD/2K/HDの収録と再生が可能。
Ki Pro GO v1.5ファームウェアおよびKi Pro Ultra Plus v5.0ファームウェアは近日中に無償で提供予定。
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KUMO 6464-12Gルーター。SDIレートの自動リロッキングとBNC接続でのエンベデットオーディオにより、簡単なビデオルーティングおよび制御が可能。Dual Link/4K/Ultra HD/8Kワークフロー向けの複数の入出力をまとめて扱うことができ、これにより、非圧縮、圧縮、またはRaw 4K信号をシームレスにルーティングできる
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3G-SDI、HD、SD高品質ビデオのフレームを同期し、アップ、ダウン、クロスコンバージョンに対応するコンパクトなミニコンバーターFS-Mini。タイミングの合っていない3G-SDI、HD、SDビデオ信号のフレーム同期を行うとともに、アップ、ダウン、クロスコンバージョンができる
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Corvid 44 12G BNCは、12G-SDI入出力を備えた8レーンPCIe 3.0ビデオ&オーディオI/Oカードで、ワークステーションやサーバー向けにロープロファイルで設計されている。8K/UltraHD2/4K/UltraHDのハイフレームレート(HFR)、Deep Color、HDR のワークフローをサポートし、マルチチャンネルの12G-SDI I/Oにより、8Kまたは複数の4Kデータの入出力にも対応可能。Corvid HEVCは、PCIe 2.0 8レーンのリアルタイムビデオエンコードカードで、4K HEVCエンコーディングを低レイテンシで行えるほか、1080pHDやそれ以下の解像度にも対応可能
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IPT-10G2-HDMIとIPT-10G2-SDIは非圧縮HDビデオとオーディオの変換と転送が可能で、既存のHDMI信号や3G-SDI信号からSMPTE ST 2110へ変換し、IPベースのワークフローを実現。以前に販売されたレシーバーIPR-10G2-HDMIとIPR-10G2-SDIを補完する製品
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