株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D780」を2020年1月24日に発売する(オンラインショップ・ニコンダイレクトでの予約販売受付は2020年1月9日10:00より)。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別250,000円前後。
D780は、進化したAFシステムをはじめ、上位機種から引き継いだ性能や、多彩な機能を搭載したデジタル一眼レフカメラで、「ニコン D750」の後継機種。ファインダー撮影用に51点AFシステムを搭載。ライブビュー撮影には、「ニコン Zシリーズ」に採用したハイブリッドAFシステムをD780用に最適化し、ニコンのデジタル一眼レフカメラとして初めて搭載。ファインダー撮影時、ライブビュー撮影時ともに一段と高度なAF性能を発揮するという。
ファインダー撮影時の位相差AFを採用した51点AFシステムには、フラッグシップモデルである「ニコン D5」のAFアルゴリズムを最適化して搭載し、被写体検出性能を実現。さらに、進化したアドバンストシーン認識システムにより、動体追尾性能が向上。
また、ニコンのデジタル一眼レフカメラとして初めて像面位相差AFを採用。ライブビュー撮影時には、像面位相差AFとコントラストAFを状況に応じて自動的に切り換えるハイブリッドAFシステムが、撮像範囲の水平、垂直約90%の広範囲をフォーカスポイント273点でカバーする。動画撮影時にスムーズで高精度な追従性能を発揮するほか、静止画撮影時には、瞳を検出しピントを合わせる「瞳AF」がポートレート撮影の自由度を高めているという。
有効画素数2450万画素、像面位相差AF画素搭載の裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 6」を採用。最高常用感度ISO 51200を達成し、高感度でも解像感を保ちながら効果的にノイズを低減。また、4K UHD対応のHLG(Hybrid Log-Gamma)方式のHDR動画撮影にも対応。シャッタースピードは1/8000秒~最長900秒(15分)まで露光時間を設定することが可能。バッファーメモリーも大容量化し、最高約7コマ/秒の高速連続撮影時には14ビットロスレス圧縮RAWでもD750の約4倍となる約68コマの連続撮影ができるという。