株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ対応の大口径望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」を2020年2月に発売する。以前、開発発表を行っていたもの。希望小売価格は税込1,393,700円。

AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRは、FXフォーマットで120mmから300mmまでの焦点距離を、明るい開放F値2.8一定でカバーする望遠ズームレンズ。ズーム全域において、高い光学性能、手ブレ補正効果とAF性能を発揮するという。

光学系には、EDレンズ1 枚、蛍石レンズ2枚に加えて、新開発のSRレンズ(SR:Short-wavelength Refractive)1枚を採用。SRレンズには短い波長の光を大きく屈折させる特性を持つ特殊高分散ガラスを使用しており、色収差を大幅に抑えた描写を実現しているという。

また、ニコン独自のレンズ反射防止コーティング「ナノクリスタルコート」に加え、NIKKOR Fレンズにおいて初めて「アルネオコート」を採用したことにより、可視光全域で安定した超低反射率を実現。入射光に起因するゴースト、フレアを極めて効果的に低減し、光源が画面内にある場合でも抜けの良いクリアーな画像が得られるという。

ズーム全域で開放F値2.8一定の大口径レンズで、室内など光量の少ない場所でも、速いシャッタースピードで撮影できるため、手ブレや被写体ブレを抑えることが可能。また、ピント面の高い解像力と美しいボケ味も実現。さらに、手ブレ補正効果4.0段のVR機構も搭載し、撮影時のファインダー像を安定させる「SPORT」モードは動きの変化が激しい被写体も追いやすく、スポーツシーンでの撮影に最適だという。