ソニーとZEISSは、両社の戦略的な協業を、デジタルイメージングからXperiaスマートフォンに拡充することを発表した。
ソニーの新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 II」は、T*コーティングを施したZEISSレンズを備えることで画質が向上し、ユーザーに最高の撮影体験を提供するとしている。新たにZEISSレンズを採用したトリプルレンズカメラと3D iToFセンサーを搭載し、AF/AE追従最高20コマ/秒(標準レンズのみ)の高速連写を実現した、第5世代移動通信システム対応の新商品。両社のコメントは以下の通り。
ソニー株式会社 専務 エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションズ事業担当
石塚茂樹氏
ZEISSとソニーが協業してきたこの四半世紀、デジタルイメージング商品は飛躍的な進化を遂げ、ユーザーの撮影領域を広げるとともに、その創造力をサポートしてきました。これらを成し遂げることができたのは、両社が持つ光学・エレクトロニクス分野における技術力や知見に加え、イノベーションの力で新しい価値を創造したいという強い意志があったからに他なりません。両社の協業関係の拡充により、スマートフォン領域でも新たな撮影体験を提供していきます。Executive Vice President, Head of ZEISS Consumer Products
Jörg Schmitz氏
ソニーとZEISSが1996年に始めた関係は、現在、デジタル写真の新しい基準を設定するという明確な使命を持つ強力なパートナーシップに発展しました。私たちは写真に対する深い情熱と、新しいテクノロジーを先取りする意志を共有します。ZEISSは、想像力の限界を押し上げる精神と、170年以上にわたって獲得した当社独自の光学の専門知識に支えられ、スマートフォンのイメージングの次元に不可欠な要素を導入しています。国境を越えて限界を押し広げることが、ソニーとともにスマートフォン・イメージングの新境地を開く動機となっています。