ATENインターナショナルは、PC/アナログKVMスイッチとコンソールデバイス(キーボード、モニター、マウス)の間に接続することで、機器へのリモートアクセスを実現するCNシリーズ(KVM over IP)の最新機種として「CN9600」を発売した。日本では4月上旬に発売開始予定。

CN9600は、PCまたはワークステーションのリモート制御を介してデジタルビデオ、オーディオ、およびバーチャルメディアにリモートアクセス可能なover IPデバイス。互換性のあるATEN DVI KVMスイッチ(CS1768など)や、LCDコンソール(CL3800など)に接続することで、over IP機能を有効にするという。

構成図

ユーザーフレンドリーな操作を実現するため、フロントパネルのミニUSBポートはラップトップUSBコンソール(LUC)ポートとして設計されている。ユーザーはノートパソコンをLUCポートに接続するだけで、スイッチに接続されている任意のコンピューターにアクセスして、簡単なオンサイト管理を行うことが可能。これにより、日常のメンテナンスのために、モニター、キーボード、およびマウスをローカル側で追加不要となる。さらに、CN9600のバーチャルメディア機能を使用すると、診断テスト、ファイル転送、またはOS/アプリケーションのアップデートやパッチの適用をリモートコンソールから実行できるという。

シームレスな接続を実現するため、CN9600にはデュアルLANとデュアル電源機能が搭載されており、サーバールームでの動作をスムーズかつ効率的に保つとしている。また、ローカルおよびリモートコンソールのマイクとスピーカーにも対応している。