アップルは、フローティングデザイン、バックライトキーボード、トラックパッドを特長とした新しいiPad Proを発表した。注文は受付開始しており、来週より店頭で販売する。希望小売価格は以下の通り。
11インチのiPad Pro
- Wi-Fiモデル:税別84,800円より
- Wi-Fi+Cellularモデル:税別101,800円より
12.9インチモデルのiPad Pro
- Wi-Fiモデルが税別104,800円より
- Wi-Fi+Cellularモデル:税別121,800円より
iPad ProはA12Z Bionicチップを搭載し、一般的なWindowsノートパソコンよりも高速だという。超広角カメラやスタジオ品質のマイク、深度検出能力を可能にするLiDARスキャナを搭載する。
Neural Engineが特長のA12Z Bionicチップは高性能で、複雑なアプリケーションの処理も可能になる
iPadOS 13.4でiPadがトラックパッドに対応することにより、新しい方法でiPadを使うことができるようになる。トラックパッド対応はiPadのために作り直されており、ユーザーがトラックパッドの上で指を動かすと、ポインタが変形してユーザーインターフェイスの要素をハイライト表示する。トラックパッド上のMulti-Touchジェスチャーは、手を全く持ち上げることなく、システム全体で素早く、簡単に操作することができるという。
iPad Proと新しいMagic Keyboardが登場する
アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル·シラー氏は次のようにコメントしている。
フィル·シラー氏:新しいiPad Proはこれまでモバイルコンピューティングになかった先進的なテクノロジーを実現しました。最も先進的なモバイルディスプレイに、パワフルなパフォーマンス、プロのカメラ、プロのオーディオ、画期的なLiDARスキャナ、それにトラックパッドを搭載した新しいMagic Keyboardを組み合わせ、iPadはさらに大きく飛躍しました。新しいiPad Proのようなデバイスは世界を見渡しても他にはありません。お客様には大いに気に入っていただけると思います。
アップルのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ·フェデリギ氏は次のようにコメントしている。
フィル·シラー氏:私たちは、iPadOSでトラックパッドに対応することでiPad Proを今まで以上に高機能かつ多才なデバイスにします。私たちは、お客様がiPadに期待し、気に入っているすべてを維持しながら、タッチを前提とした環境にトラックパッドの対応を組み込む最良の方法を注意深く考えました。今日iPadOSを使っている何百万人もの人々に、このiPadとの新しい付き合いかたをお届けできることに興奮しています。