Blackmagic Design製品事例：GBMCヘルスケアシステムのインタビューライブ配信の場合

Blackmagic Designの発表によると、Focal Point Productionsが、Blackmagic Designのライブプロダクションワークフローを使用して、GBMC（グレーター・ボルティモア・メディカル・センター）ヘルスケアシステムのコンテンツを作成しているという。病院のスタッフに向けてタウンホールミーティングを毎週配信したり、患者に向けたFacebook Liveセッションを頻繁に配信しているだけでなく、Focal Point Productionsは、ATEM Miniライブプロダクションスイッチャーを使用して、ローカルニュース用にGBMCヘルスケアシステムの専門家によるインタビューの配信も行なっている。

GBMCヘルスケアシステムはベッド数342の医療センターで、救急処置および回復期治療を行なっている。毎年2万3千人以上の患者に対応し、5万2千件以上の救急外来受診を行なっている。GBMCヘルスケアシステムは、メリーランド州に拠点を置くライブプロダクション/ライブ配信会社、Focal Point Productionsと協力し、新型コロナウイルスに関する最新情報をスタッフたちに届けるためのコンテンツを作成している。病院スタッフに向けたタウンホールミーティングに加え、GBMCヘルスケアシステムとFocal Point Productionsは、Facebook Liveセッションを頻繁に配信し、クリニックや病院の指導者たちによるタイムリーなトピックについての議論を特集している。

地元の報道局支社であるWMAR-2は、現況に関する報道の一環として、GBMCヘルスケアシステムの数人の専門家たちを招き、電話で話を聞いた。Focal Points Productionsは、ATEM Miniを使用してこの模様を配信した。Focal Points Productionsの代表取締役であるマーティ・ジェノフ氏は次のようにコメントしている。

通常であれば、このようなインタビューは、テレビ局がライブ中継車を病院に派遣するか、あるいはGBMCヘルスケアシステムのスタッフをテレビ局に招きますが、現在はそのどちらも不可能という状況です。そのため、病院の会議センターに撮影場所を設置して、SkypeでWMAR-2と接続しました。4つのトークバックを収録して、同日のニュースでオンエアしたのです。

使用したのは1台のカメラとATEM Mini、そして私のコンピューターだけです。非常にシンプルなセットアップですが、インタビューではスタジオで撮影したかのようなクオリティでプロ仕様のルックを提供できました。リモート撮影とは思えないほどです。ATEM Miniは、高品質のインタビューを実現できる放送局クラスの機能を搭載していますが、非常にシンプルで使いやすいですね。

Focal Point Productionsは、ATEM Miniの他にも、ATEM Television Studio HDライブプロダクションスイッチャー、2台のHyperDeck Studio Miniレコーダー、SmartView HDモニター、Blackmagic Web Presenterをライブ配信で使用している。

ジェノフ氏は、セットアップをさらに簡素化できるよう、ATEM Mini Proを購入した。これにより、将来的なGBMCヘルスケアシステムのFacebook Liveセッションをよりパワーアップさせる狙いだ。