ジャパンマテリアル株式会社は、4Kリモートプロダクション・WEB配信用エンコーダー「Monarch EDGE」を2020年6月2日に発売する。希望小売価格はオープン。ラインナップは以下の通り。

  • 3840×2160 4:2:2 10bit対応モデル
  • 3840×2160 4:2:0 8bit対応モデル

Monarch EDGEは、最大解像度3840×2160(4:2:2 10bit)に対応するブロードキャスト向けのマルチチャンネルH.264エンコーダ。コンパクトなハーフラック(1U)サイズと共に低消費電力を実現。遠隔操作での4K映像のキャプチャとエンコードを可能にする。

ST2110規格の映像入力にも対応予定で、最適化されたH.264コーデックにより、品質を犠牲にすることなく、データーレートを低く抑えることが可能だという。また、専用アプリケーションにより、1台から複数に渡るMatrox Monarch EDGEを制御可能。Web環境での既存の映像配信アプリケーションやクラウドサービス向けにカスタマイズのための柔軟なAPIを提供する。

Monarch EDGEは4つの独立したHD入力映像を、別々かつ同時に複数ストリーム配信可能。YouTubeが提供するマルチカメライベントをサポートしている。視聴者はメインカメラ、サブカメラからの様々なアングルで好みの映像を選択可能。

Monarch EDGEエンコーダーとデコーダーの組み合せは現場からのビデオ映像をスタジオまで高画質かつ、低遅延で伝送できるとし、スタジオに映像制作スタッフのリソースを集約し、マルチカメラを用いたライブイベントの中継コストを削減するとしている(Monarch EDGEデコーダーは近日発売予定)。