ATOMOSは、富士フイルムのラージフォーマットCMOSセンサーを搭載した「GFX100」と、ATOMOSのHDMIフィールドモニター/レコーダー「NINJA V」がHDMI経由での収録に対応することを発表した。富士フイルムはGFX100対応ファームウェアアップデートVer.2.00の提供を開始し、ATOMOSは2020年7月にAtomOSアップデートを無料提供する。

NINJA Vは、GFX100の大型CMOSセンサーから最大4K30P 12ビットApple ProRes RAWの記録に対応したことで、世界初の商業利用可能な中判RAWビデオ撮影システムとなる。RAW以外では、GFX100のHDMI出力から最大10bit 4:2:2 ProResとAvid DNxHD記録に対応。各収録フォーマットは、NINJA VのAtomX SSD miniに記録可能。また、NINJA VからATOMOS SUMO19にビデオ信号を出力でき、監督、クライアント、フォーカスプラー、または正確な色味を確認したい人向けのオンセットHDRモニタリングもできるとしている。

ATOMOSのCEO ジェロミー・ヤング氏は次のようにコメントしている。

RAW撮影が可能な大型センサービデオカメラという選択肢を撮影監督に提供し、シネマ制作を民主化という私たちの使命を継続します。当社のHDRテクノロジーと富士フイルムの卓越した色の長い歴史とAppleのProRes RAWコーデックは、最高の組み合わせを実現します。 この素晴らしいセットアップで撮影された映画、テレビ番組、コマーシャルを楽しみにしています。