製品イメージ

ソニービジネスソリューション株式会社は、独自のAI技術で、逆光、暗所、霧、影、雪など、さまざまな環境下で撮影された映像の視認性をリアルタイムに向上する「画像鮮明化システム」(以下:同システム)を2020年7月14日より提供開始する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別940,000円前後。

接続例

同システムは、監視カメラや情報カメラなどの映像内の特徴を独自のAI技術で自動的にリアルタイム解析し、それぞれに最適な画像処理を行うことで映像の視認性を向上させる。逆光下での撮影など、画面内に暗い部分と明るい部分が同時にある場合でも、映像内の領域ごとに最適な処理を行う。画像処理はAIで自動的に行われるため、専門知識が必要な細かい設定・調整をすることなく使用可能。また、コンパクトな筐体で、カメラやレコーダーとHDMI接続するだけで利用でき、既存の設備を生かしながら簡単に設置できるとしている。

暗所の処理イメージ

4K/HDに対応しており、鮮明な映像が求められる放送局の情報カメラや、工場内の監視カメラ、社会インフラ企業における河川監視や港湾監視、空港監視、視認性の悪い記録映像の再利用など活用してほしいとのこと。なお同システムは、ソニービジネスソリューションが映像入出力ユニット(株式会社ジーニック社製)に画像鮮明化プログラムを搭載した上で、販売を行う。同システムの概要は以下の通り。

  • 商品名:画像鮮明化システム
  • 提供開始日:2020年7月14日(火)
  • 入出力信号端子:入力 HDMIタイプAコネクタ×1
            出力 HDMIタイプAコネクタ×1
            (HDMI1.4a相当)
  • 映像入力解像度:3840×2160(30p)
            1920×1080(60[59.94]p/60[59.94]i/30[29.97]p/24p)
            1280×720(60[59.94]p)
  • 外形寸法:200mm(W)×160mm(D)×44mm(H)突起を除く
  • 重量:約1.5kg(ACアダプター含まず)
  • 標準付属品:ACアダプター×1