ライカカメラ社は、レンジファインダーカメラ、M型カメラの高解像度デジタルカメラ「ライカM10-R」を2020年7月24日に発売する。ライカM10-Rは、ブラッククローム仕上げとシルバークローム仕上げの2色展開。希望小売価格は税込1,050,000円。

ライカM10-Rは、新たに開発した高画素の撮像素子を搭載。画素数は4000万画素を超えており、「ライカM10」を大幅に上回る。これにより、ディテールの描写力が飛躍的に向上するとしている。さらに、同センサーは、トリミングや引き伸ばしにもしっかりと対応するため、これまでのM型カメラでは実現できなかった写真表現を可能にする。ノイズのさらなる低減とより広いダイナミックレンジも同時に実現し、また微妙な質感をコントラスト豊かに描き出すことも可能だとしている。こうした特長から、風景写真や建築写真でも威力を発揮する。

ISO感度の設定範囲は、ベース感度であるISO100からISO50000まで。シャッタースピードは低速16分まで対応可能。シャッターは「ライカM10-P」と同じ機構で、静音性を高めるとともに、振動を最低限に抑えている。そのため、シャッター音やブレを気にせずに、目立たず静かに撮影可能。

ライカM10-Rの性能をフルに活用するためには、ライカのMレンズと組み合わせるのがベストとし、特に「ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH.」などのMレンズと組み合わせることで、圧倒的に美しい描写が実現できるとしている。