GoProは、同社のフラッグシップモデル「HERO8 Black」が、1080pの広角ウェブカメラとして使用可能となるベータ版ファームウェアを発表した。ベータ版のファームウェアを使ってHERO8 Blackをアップデートし、またGoPro Webcamデスクトップユーティリティをインストールすることで、ユーザーは最新のウェブカメラ機能を利用することができる。GoPro Webcamデスクトップユーティリティは、現在Mac OSに対応しており、Windows版は開発中。
HERO8 Blackカメラをウェブカメラとして使用するためには下記GoProサポートハブにアクセスして、次の手順を実行する必要がある。
(以下、プレスリリースより引用)
- ベータ版のカメラファームウェアをHERO8 Blackにインストールします
- 新しいGoPro Webcamデスクトップユーティリティをコンピューターにインストールします
- USB-Cケーブル(GoProに付属)を使用して、HERO8 Blackをコンピューターに接続します
- 互換性のあるビデオ会議アプリケーションにログインし、利用可能なカメラの一覧からGoProを選択すれば、準備完了です
GoProでは1080pの映像ですべてを撮影でき、様々な用途に使える「マグネット付きスイベルクリップマウント」で実験の授業を撮影したり、グリップにも三脚にもなるマウント「Shorty」で料理教室を撮影することも可能。必要に応じて解像度を720pに切り替えることもできる。
HERO8 BlackおよびGoPro Webcamデスクトップユーティリティは現在、Mac OSのGoogle ChromeブラウザからアクセスするZoom、Microsoft Teams、Google Meet、Discord、BlueJeans、Webex、Skype、Facebook Rooms、Facebook Messenger、Slackに対応。また、HERO8 Blackは、YouTubeへのライブストリーミングやQuickTimeでの新規ムービー録画にも使用できる。
さらに、ワイヤレスでライブストリーミングを行いたいユーザーは、GoPro HERO8 Black、HERO7 Black、MAXを使用し、YouTube、Facebookプロフィール、FacebookページおよびTwitchへ直接ライブストリーミングが可能。RTMPを経由することで、Vimeo、Facebookグループ、Workplace by Facebookにもライブストリーミングを行うことができる。
GoProの創業者兼CEO ニコラス・ウッドマン氏は次のようにコメントしている。
GoProは、ウェブカメラのユーザーに素晴らしい広角の映像を提供します。カメラファームウェアの更新とデスクトップユーティリティのインストールを行うだけで、HERO8 Blackカメラが1080p HDウェブカメラへと変身し、臨場感あふれるビデオ会議や広角映像での授業などが可能になります。HERO8 Blackの広角アングルにより、シーン全体を簡単に収めることができる上、定評あるGoProの画質により、すべてを鮮明に撮影することができます。ぜひご自宅で、GoProをウェブカメラとしてご利用ください!