“REBOOT” PARIS X TOKYO Remote Directing Project
株式会社ティー・ワイ・オー(以下:TYO)は、海外での撮影を日本からリモートでディレクションし、国内スタッフが海外に行かずに企画打ち合わせから編集までリモートで仕上げた動画を制作した。
新型コロナウイルスの世界的拡大により、海外渡航はおろか国内での撮影関連業務もリモートでの実施が求められるようになった。映像業界では“3密”になりがちな撮影が枷となりさまざまな課題を抱える中で、TYOはCOVID-19対策コンサルティングを行う株式会社キャピタルメディカと医療アドバイザリー契約を締結し、医療のエキスパート監修のもと安全対策を講じながら国内撮影を再開している。アフターコロナを見据えつつ、新たな映像コンテンツの制作を求める顧客のニーズに応えるためには“撮影のNew Normal”を構築する必要がある状況に直面しているという。
コロナ禍において世界中のデジタル・トランスフォーメーションが加速した今、TYOは海外とのリモートによる映像制作の可能性を追求するプロジェクト「Remote World」を発足。例年数多くの海外ロケを行ってきたTYOが、これまで培った海外プロダクション・コーディネーターとのネットワークとコミュニケーションを土台にして、距離・時差・言葉の壁がある難易度の高いリモート撮影を可能にしているという。フランス、オーストラリアに続き、今後はアメリカ、アジア地域でも日本からリモートディレクションができるよう準備を進めているとのこと。制作事例は以下の通り。
事例(1)LA FABRIQUE ROYALE「Reboot」プロモーションビデオ
クライアント名:ラ ファブリック ロイヤル
撮影場所:フランス・パリ
監督:北村拓司(株式会社ティー・ワイ・オーSPARK)
制作会社:株式会社ティー・ワイ・オー TYO drive
制作協力:N EUROPA
撮影時期:2020年6月末
アフターコロナのパリの夜明けをフリーランナーが疾走するプロモーション動画。
事例(2)JORDAN DENNIS「The Link」ミュージックビデオ
クライアント名:The Operatives
撮影場所:オーストラリア・シドニー
監督:柿本ケンサク(コネクション株式会社)
制作会社:株式会社ティー・ワイ・オー TYO drive
制作協力:Filmreaktor
撮影時期:2020年5月末
コロナのパンデミックをメタファーにした世界で踊るダンサー達が登場するミュージックビデオ。