オリンパス株式会社は、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した200-800mm相当の焦点距離をカバーする小型・軽量超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を2020年9月11日に発売する。希望小売価格は税別180,000円。

「OM-D E-M1 Mark III」装着イメージ

M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISは、レンズ単体では200-800mm相当、望遠域をさらに拡大する別売の1.4倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」および2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」も使用でき、2倍テレコンバーターを併用した際には最大1600mm相当の超望遠撮影が可能。さらに、ズーム全域で最短撮影距離1.3m、最大撮影倍率0.57倍を実現しており、昆虫や花など小さな被写体も捉えるテレマクロ性能を発揮するという。ピント位置の異なる撮影を複数回行い、より幅広い範囲にピントの合った1枚の写真に合成する「深度合成モード」にも対応している。

レンズ構成図

光学系には色にじみを抑えるEDレンズ4枚のほか、スーパーHRレンズ2枚、HRレンズ2枚を組み合わせて使うことにより、ズーム全域で画面周辺部まで明るくヌケのよい描写性能を実現している。ゴーストやフレアの発生を低減する「ZEROコーティング」も採用し、逆光などの悪条件下においてもクリアな画質が得られるという。また、各所に密閉シーリングを徹底的に施すことで、M.ZUIKO PROシリーズと同等の防塵・防滴性能を実現している。

軽量なフォーカスレンズを移動させてピント合わせを行うリアフォーカス方式の採用により、高速かつ高精度なAF性能を実現。撮影距離に応じて3段階にAF駆動範囲を切り替えられるフォーカスリミットスイッチを備えており、素早いフォーカシングが可能だという。本体の重さは1120g、長さは205.7mm、フィルター径は72mmと小型・軽量。また、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISの同梱品であるレンズフード「LH-76D」も同日発売。希望小売価格は税別4,000円。同レンズフードは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」にも装着可能。