Avidは、Adobe Premiere Proを使用するコンテンツクリエーターとビデオエディターが、Avidベースの製品環境でシームレスにコラボレーションができる「MediaCentral | Panel for Adobe Premiere Pro」を2020年10月上旬にリリースする。

MediaCentral | Panel for Adobe Premiere Proは、Premiere Proエディターが、ポストプロダクション・ワークフローに接続可能な軽量ソフトウェアプラグインで、Avidのストレージ、アセットマネージメント、チームコラボレーションを最大限に提供することで、エディターはAdobe Premiere Proを離れることなく、コンテンツとメタデータを閲覧、検索、アクセス、編集が可能となる。

MediaCentral | Panel for Adobe Premiere Proを備えたAvid MediaCentralプラットフォームの最新リリースは、デジタルファーストのコンテンツクリエーターが、リニア制作チームのメディアライブラリにアクセスでき、アセットやプロジェクトを共有し、世界中のどこからでも他のエディターやコンテンツ寄稿者と協業することを可能にする。これにより、より効率的なメディア制作ワークフロー環境が可能になり、デジタルプラットフォーム、ソーシャルメディア、マーケティング向けのコンテンツを作成するチームが、放送チームが使用するインフラストラクチャと同様に、コンテンツを簡単に共有、配信可能だとしている。

Avidのマーケットソリューション、ブロードキャスト・メディアダイレクターであるレイ・トンプソン氏は次のようにコメントしている。

我々は、プロのクリエイティブツール・ユーザーの2大コミュニティの橋渡しをし、より速く進化して、より協業的に作業をしたいすべての人の妨げになるような共通の問題を解決しています。今日、Adobe Premiere Proに依存するデジタルファーストの制作チームとマーケティング部門は、業界で実績のある制作およびアセットマネージメントとストレージソリューションを活用して、コンテンツを簡単に閲覧、検索、編集、共有、配信することを、Avidの製品環境においてシームレスに行うことができます。お客様待望のAdobeの機能拡張がいよいよ始まります。

Adobeの戦略開発責任者であるヴァン・ベディエント氏は次のようにコメントしている。

クリエイターとエディターは、ストーリーテリング・プロセスにおいて強力なクリエイティブ機能を求めていますが、素晴らしいコンテンツをできるだけ早く公開するためのスピードも求めています。MediaCentral | Panel for Adobe Premiere Proは、Avid制作環境において、強力なコラボレーションワークフローを可能にし、クリエイティブがニュースやスポーツコンテンツ制作需要に対応できるようにします。

エンタープライズ・ニュース機関の管理の複雑さを簡素化するために、MediaCentral | Panel for Adobe Premiere Proは、リアルタイム・リモート・コラボレーションとセキュリティをもたらし、Adobe Premiere Proユーザーがオンプレミスまたはリモート先からAvid Nexisストレージソリューション内のプロジェクトで作業できるようになる。新しいメディアおよびアセットマネージメント機能は、音声検索、マルチプラットフォーム配信、送出サーバーへの送信により、グローバルなニュース組織に、よりシームレスにAdobe Premiere Proクライアントを追加する機能を提供するとしている。