DJIは、Roninシリーズの新製品として「DJI RSC 2」を発表した。2020年10月15日より予約受付開始(11月上旬より出荷開始)。希望小売価格はDJI RSC 2単品が税込53,900円、DJI RSC 2 Pro Combo(ジンバル単品と、スマートフォンホルダー、フォーカスモーター、RavenEye映像伝送システム、専用キャリーケース等のアクセサリーが同梱)が税込73,700円。
DJI RSC 2は、デザインが一新され、携帯性の高い折りたたみ設計で、映像制作者が機材の量を増やすことなく、どこへでも持ち運ぶことができる。アクセサリーを追加することなく、縦位置での撮影が可能になり、新しいブリーフケースモードでは、ジンバルのメインアームを緩め、カメラを前方に向けたままぶら下げるようにジンバルを持ち、独特なアングルで撮影することが可能。
パーツには、スチールのような耐久性の高い素材が使用されている一方で、アルミニウムのような軽量素材によって、本体は全体的に軽量化されている。DJI RSC 2の重量は1.2kgで、オリジナルモデル1互換性はカメラモデルにより異なる。
Ronin-Sよりも約35%軽量化され、折りたたんだ状態の接地面積はA5用紙と同等のサイズ180×190mmとなる。内蔵バッテリーは14時間の駆動時間を誇り、DJI RS 2と同じく、バッテリー内蔵ハンドルに直接急速充電することが可能になったという。
DJI RSC 2は、軽量かつ高い携帯性を誇り、強力なモーターにより、3kgの動荷重(試験値)にも対応している。動荷重が増加したことによって主要なミラーレスカメラに対応でき、Panasonic S1H+24-70mmレンズのような、より重量のある組み合わせも搭載可能。DJI RS 2と同様、最先端技術である最適化Titan安定化アルゴリズムにより、これまでにない安定性を実現している。
モーター搭載ジンバルと併用することで、細部まで補正し、市販されている中で上位に入るレベルの安定化機能を達成。DJI RSC 2は、幅広いカメラモデルに対応しており、ユーザーはDJI RSC 2を最大限に活用できる。軸ロック機構により運搬から使用前のバランス調整までもが簡単になり、2層式カメラマウントプレートはArca SwissとManfrottoの両ブランドの規格と互換性がある。1インチの内蔵OLEDスクリーンは、カメラデータを表示し、直接画面上で設定を調整することもできる。