富士フイルム株式会社は、「FUJIFILM X-T3」(以下:X-T3)の最新ファームウェアVer. 4.0を2020年10月28日から無償提供する。

同ファームウェアは、Xシリーズユーザーからの機能追加、操作性向上に関する要望を反映させたもの。同アップデートにより、X-T3は「FUJIFILM X-T4」(以下:X-T4)同等のオートフォーカス機能を実現し、最速0.02秒の高速AFが可能になる。さらに、AFトラッキング性能や顔、瞳AFの顔検出性能が向上するほか、動画撮影時にもAFエリアのサイズを変更可能となる。同ファームウェアの詳細は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■オートフォーカス性能がX-T4同等に

AF処理のシーケンスを最適化する事で、AF速度を0.06秒から、「X-T4」同等の最速0.02秒に向上させました。また、被写体の動きを予測するアルゴリズム改善により、約90%以上のAF合焦率を実現。決定的瞬間を逃しません。

  • AFトラッキング性能が約2倍に向上し、フォーカスエリアポイント枠を狙いたい被写体に合わせて半押しすることで、高精度に被写体を追従し続けることができます。
  • 顔追従/瞳AF性能が向上。アルゴリズムの刷新により、ライブビュー、連写時の瞳AFの追従性が約2倍へと大幅に向上。動きのあるポートレート撮影などでも顔、瞳への高い合焦率を誇ります。
  • -7EV※※の低輝度環境でもAFが駆動し、暗闇に近いような低輝度環境でも高速・高精度な位相差AFを実現しました。
  • 任意のフォーカスレンジをあらかじめ設定できる「フォーカスリミッター」機能を新規に搭載することで、よりスムーズなAFが可能になりました。
※ファームウエアバージョン3.30との比較
※※「フジノンレンズXF50mmF1.0 R WR」装着時

■その他

  • 動画撮影時にもシングルAFのエリアサイズを変更できるようになりました。
  • サードパーティーのソフトウェア上でもレーティングを確認する事が可能になり、お気に入りの写真をすぐに判別できるようになりました。
  • Jpeg + RAWでの記録画像にレーティングをつけるとJpegだけでなくRAWデータにもレーティングが付与されるようになりました。