Blackmagic Designは、新製品「Fairlight HDMI Monitor Interface」を発売した。希望小売価格はUS$259(国内:税別27,980円)。

Fairlight HDMI Monitor Interfaceを使用すると、手持ちのHDMIモニターを2、3、4、5ベイのFairlightスタジオコンソールに接続して、視覚的なフィードバックを得ることが可能。コンソールのイーサネットデータをHDMIまたはSDIに変換するため、あらゆるコンピューターディスプレイや放送モニターと互換性がある。Fairlight Console LCD Monitorと同様に、チャンネルストリップ情報、レベル、EQ、ダイナミクス処理、プラグインのインターフェースなどの表示ができるという。

また、タイムラインからのビデオプログラム出力も表示可能。インターフェース入力はSDIに切り替えられるため、ミキシング中に唇の動きがマッチしているかズームしてチェックできる。コンパクトなため、デスクやモニターの後ろなどの見えない場所に設置可能としている。

Fairlightのモジュラーコンポーネントは柔軟なデザインで、手持ちのデスクなどの装備またはFairlightシャーシのどちらでも使用できる。デスクに設置でき、既存の作業部屋や装備をFairlightハードウェアで簡単にアップグレード可能。各コンポーネントに同梱される機械製図と型紙を参考にし、デスクなどを改造してFairlightハードウェアを設置できる。

モジュールを所定の位置に安全に取り付けるためのブラケットとフレームもあり、完璧でプロフェッショナルな設置が可能。オプションのFairlight HDMI Monitor Interfaceを使用して、手持ちのディスプレイを接続すれば、Fairlight Console LCD Monitorと同様の機能が得られるという。

Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

このコンバーターは、Fairlightユーザーの皆様に気に入っていただけると思います。

大型のFairlightスタジオコンソールのLCDモニターの代わりに、あらゆるモニターを使用できます。FairlightのLCDモニターはグラフィック処理エンジンが内蔵されているので、カスタムモニターと単純に交換することはできません。しかし、そのグラフィックプロセッサーを取り出し、低価格のコンバーターに詰め込んだので、あらゆるディスプレイをユーザーが使用できるようになりました!