グラスバレーは、EDIUS X ProのVer.10.10b6765を公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。
Ver.10.10b6765では、レイアウターモーショントラッキングの解析アイテムを追加(拡大・縮小/回転)やマーカーウィンドウでのサムネイル表示(シーケンスとクリップ)、“レンダリングして貼り付け”機能を追加(IN/OUT間)などの機能が追加または改善を行った。機能追加や更新履歴の詳細は以下の通り。
EDIUSの機能追加
- Marker パレットにサムネイル表示を追加。
- Canon EOS 1D X Mark III及びEOS R5で撮影されたCRM(RAW video)クリップをサポート。
- GV Job Monitorに複数のジョブを一度にキャンセルするための複数選択機能を追加。
- レイアウターのモーショントラッキング機能にスケールトラッキングと回転トラッキングを追加。
- [レンダリングして貼り付け]の追加。
- レンダリングジョブのキャンセル時のパフォーマンスを改善。
- Amazon S3へのプロキシファイルの書き出しをサポート(EDIUS Cloudのみ)。
- Amazon S3への波形キャッシュファイルの書き出しをサポート(EDIUS Cloudのみ)。
EDIUSの更新履歴
- エクスポートした Dolby Digital Plus オーディオファイルにラウドネス情報が含まれない。
- クリップを置き換えたとき、置き換えられたクリップのエフェクトのキーフレームが意図せずずれる(SFDC00745114)。
- 2時間を超えるH.264 movファイルをAmazon S3にエクスポートしようとすると失敗する(SFDC00752130)(EDIUS Cloudのみ)。
- Amazon S3内のタグ付けされたクリップ名がEDIUSのソースブラウザに表示されないことがある(SFDC00753549)(EDIUS Cloudのみ)。
- シーケンスクリップのビデオとオーディオがずれていてもフレーム数が表示されない(SFDC00755222)。
- プレビューデバイスからのQFHDビデオ出力に意図しない色空間がセットされる場合がある(SFDC00755285)。
- 特定の.m2pクリップを再生するとEDIUSが強制終了する。
- EDIUSが特定のDVCPRO HDクリップを4:3で表示する。
- SDクリップ中のクローズドキャプションから拡張西ヨーロッパ文字セット内のアクセント記号が全て失われる。
- 特定のEDIUS 9で作成されたプロジェクトを開くとEDIUS Xが強制終了する(SFDC00762137)。
- タイムラインクリップのトリム中に稀にEDIUSがフリーズする。
- エクスポートジョブが適切な順序で処理されない。
- In/Out点間のレンダリング中にシーケンス全体のレンダリングを行い、タイムラインをスクラブするとレンダリングが処理されない。
- 単一のレンダリングジョブ内で多数の素材を処理しなければならない場合、ジョブが失敗する。
- レンダリングジョブがキャンセルできない場合がある。