パナソニック株式会社の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、同社のライブ映像制作システム「IT/IPプラットフォームKAIROS(ケイロス)」の新バージョン(V1.1)を2021年3月に無償提供する。
KAIROSは、スポーツ、コンサートなどのイベントおよび放送局の映像制作・会場演出・映像配信において、ライブ映像制作のクオリティと生産性を向上させるライブ映像制作システム。
今回のバージョンアップでは、要望が多かったGUIソフトウェアのMacOS対応や、インターレース映像入力、ST2110オーディオ入出力などのシステム対応の拡張に加え、フレームディレイ可変、Clip/RAMプレーヤーのプレイリスト機能、タイトルジェネレーターなどの機能が追加される。また、他社システムとの連携を拡大し、LAWO社vsmSNAPパネルからのAUXバス制御などにも対応する。バージョン1.1のアップグレード項目は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■システム対応の拡張
- GUIソフトウェア Kairos Creator(AT-SFC10)がMacOS(Catalina/Big Sur)に対応。
- 入力I/P変換により1080/59.94i、1080/50iインターレース映像入力に対応。
- ST2110-30(AES67)オーディオ入出力規格に対応。
- マルチビューワーにオーディオレベルメーターを表示。
- Clipプレーヤーのオーディオ出力が可能。
- 出力にオーディオルーティングが可能。
- GbE(ギガビットイーサネット)ポート接続でもPTP(Precision Time Protocol)同期に対応。
■追加された新たな機能
- チャンネルごとにフレームディレイ可変(1~12フレーム/1フレームステップ)。
- Clip/RAMプレーヤーにプレイリスト機能を搭載。
- タイトル制作が可能なタイトルジェネレーターを搭載。
■他社システムとの連携を拡大
- LAWO社vsmSNAPパネルからのAUXバス制御とマクロ制御。