CR-X500

キヤノンは、4K60Pを実現した屋外型リモートカメラ「CR-X500」を2021年7月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は約300万円前後。

CR-X500は、光学15倍ズームレンズ、1.0型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV6」など、業務用ビデオカメラと同じキーデバイスを採用している。焦点距離約25.5mm~約382.5mm相当の全ズーム域で4K(3840×2160)/60P映像を撮影可能。また、「デュアルピクセルCMOS AF」やLogガンマ「Canon Log 3」を搭載している。

CR-X500

国際電気標準会議が定める水や異物侵入の保護等級の規格「IP55」準拠の防じん・防滴性能を達成し、粉じんが内部に侵入しにくく、若干の侵入があっても正常運転を阻害しない「防じん性能5級」、あらゆる方向からの噴流水でも有害な影響を及ぼさない「防滴性能5級」に相当しているという。また、強風時にもブレを軽減した撮影ができる「防振機能」を搭載している。

リモートカメラ本体の大きさは約337mm(幅)×約386mm(奥行き)×約390mm(高さ)、質量は約17kgと小型軽量設計を実現。12G-SDI端子を搭載し、12G-SDI対応ケーブル(別売り)1本での4K/60P映像の出力に対応している。リモートカメラコントローラー「RC-IP100」(別売り)にシリアル通信で接続可能で、撮影場所から離れた場所でも、屋外に設置されたCR-X500を制御することができる。