カールツァイス株式会社は、同社のハイエンドシネプライムシリーズ「ZEISS Supreme Prime Radiance」の新製品として4本の焦点距離モデル(18mm、40mm、65mm、135mm)を発売する。出荷開始は2021年6月下旬予定。希望小売価格は以下の通り。
- ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 18mm T1.5:税込3,564,000円
- ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 40mm T1.5:税込2,673,000円
- ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 65mm T1.5:税込2,673,000円
- ZEISS Supreme Prime Radiance SPR 135mm T1.5:税込3,564,000円
SPR 18mmと135mmは、既存のSPRシリーズ(焦点距離21mmから100mmまでの7本)のカバー領域をワイド側とテレ側に拡大し、ラージフォーマットによる映像制作現場での構図・フレーミングの自由度がさらに高まり、SPR 40mmと65mmは、35-50-85mmという定番焦点距離の間を埋め、人物の半身アップやフェイスショットなど、デリケートな心理描写を得意とする焦点距離として、映像表現を深めるとしている。
ノーマルのSupreme Prime同様、Supreme Prime Radianceのイメージサークル径は46.3mmあるため、ほぼすべてのシネマカメラのセンサーサイズをカバー。これらのレンズにはまた、VFX合成のマッチムーブ作業精度を向上し、効率化する「ZEISS eXtended Data」が搭載されており、フレーム毎にレンズの歪みや周辺光量をVFXソフトウェア上で補正可能。SPRはCooke /i technologyプロトコルに準拠し、拡張している。