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ライカカメラ社は、ライカSLシステム用レンズのラインアップを拡充する新しい高性能ズームレンズ「ライカ バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.」を2021年5月下旬に発売する。希望小売価格は税込352,000円。
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ライカ バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.は、15群19枚という複雑なレンズ構成を採用しており、そのうち3枚が両面非球面レンズ。また、9枚のレンズは異常部分分散特性を持つ特殊ガラスを採用しており、ズーム全域で色収差を良好に補正している。
フォーカス機構では、軽量なレンズによるインナーフォーカス方式を採用するとともに、静かなステッピングモーターを利用した駆動方式により、高速・高精度で静音性に優れたオートフォーカスを実現。ボディはメタル製で、防塵・防滴性能を備えている。
また、あえて光学式手ブレ補正機能を搭載しないことで、コンパクトなボディを実現。「ライカSL2」または「ライカSL2-S」に同レンズを装着すれば、カメラ本体の多軸手ブレ補正機能により、手ブレを効果的に補正できるという。絞り羽根は11枚というほぼ円形の設計で、なめらかなボケ味が表現できる。焦点距離24mm時の最短撮影距離は18cm、70mm時は38cmと短かく、近接撮影でも美しい描写が可能だとしている。
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