IMAGICAエンタテインメントメディアサービス、国内初となるDTS:X対応試写環境を導入

東京映像センター第2試写室

株式会社 IMAGICAエンタテインメントメディアサービスは、Xperi Holding Corporationの完全子会社であるDTS Japan(以下:DTS)の協力により、東京映像センターの第2試写室に、日本国内では初となるDTS:X対応システムを導入した。

DTS:Xは臨場感あふれるサラウンド音響を実現するImmersive Audioの技術。観客の頭上を移動するような音までも立体的に表現し、観客を没入感(イマーシブ)のある体験に引き込む演出を可能にするとしている。

今回の対応により、国内でもDTS:XオーディオフォーマットのDCP(Digital Cinema Package)を検定できるようになる。また、将来的にはIAB(Immersive Audio Bitstream)フォーマットでの再生も可能となる。導入したDTS:Xのシステム概要は以下の通り。

  • GDC DTS:X Cinema server(SX4000)
  • Cinema Processor(QSC 510c)
  • QSC Dante Audio Bridge Card(QSC CDN64)
  • Q-SYS AES16 Card(CI AES16)

同社の東京映像センターの第2試写室では、劇場用Immersive Audioに対応した試写環境の整備を進めており、DTS:Xに対応することで、映画制作者に提供できる音響制作の可能性を拡大していくとしている。