大判デジタルカメラ製造を専門とするLargeSenseは、4×5インチのモノクロ版デジタルバックをまもなく発売することを紹介したプレゼンテーション動画を公開した。カラーまたはモノクロモデルをラインナップし、モノクロ版の米国の予想価格は26,000ドル。カラー版は後日決定としている。
イメージセンサーのサイズは140mm×120mmで4×5フィルムより若干大きく、レンズはイメージサークルが200mmのものは問題なく動作するだろうとしている。
LS45は、4×5デジタルバックやSvedovsky8x10Dカメラと互換性があるとしている。LS45は2つのマウントオプションのラインナップがり、1つが国際標準Graflokバック。センサーを完全にカバーすることはできないため、約4.6MPに設定する必要があるとしている。また、センサー面はGraflokモデルのフィルムよりも約22mm後ろに後退するとしている。
もう1つが4×5カメラなどのカスタムマウント。カスタムマウントは、個々のカメラ用に作成され、少し余分な費用がかかるとしている。
カメラの背面の重量を減らすために、デジタルバックは2つのユニットに別れているという。LS45 BA BASE部分はバッテリー駆動にも取り組んでおり、電源ベースのほかにゴールドマウントタイプのバッテリーに対応。AC電源タイプはvagavond miniを併用することで野外撮影に対応するとしている。
インターフェイスは、外部モニターで確認できるHDMIを装備。ストレージは1基のSDカードスロット、USB 3.1外付けドライブ、内蔵1,500GBのSSD。定期的なファームウェアアップデートを行うためのLANポートを用意しているという。
ファイル形式は、スチルは「lsr1」と呼ばれる特別なファイルタイプのほかに、DNG、TIFF、JPEG。ビデオ撮影も可能で、1920×1080を最大28fpsの撮影も可能としている。