Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 17.3.1アップデートを公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。
今回のアップデートでは、Fairlightページで、複数のオーディオファイルを組み合わせて単一のインターリーブBroadcast Waveファイルとして書き出し可能。ステレオペアや5.1マルチチャンネルクリップなどの異なるオーディオソースを組み合わせて、単一のインターリーブファイルとして書き出せる。他のシステムに転送すると、元の別々のファイルグループとして読み込まれるため、オーディオプロジェクトでのワークフロー・コラボレーションが容易になるという。
また、YouTubeおよびVimeoのサインイン認証情報を一貫して保存できるようになったことで、DaVinci Resolveからこれらのプラットフォームによりスピーディに直接書き出せるように改善。さらに今回のアップデートでは、ギャラリーのクリップ上でタブレットペンを中クリックするだけで、そのクリップのグレードをビューアの現在のショットにコピーする機能が追加されたことで、カラーグレーディングのワークフローが高速化したという。
また、ギャラリーのメモリーセクションにスチルを追加する際の安定性が向上したため、作業中のグレードのバリエーションを、よりすばやく保存/検索できる。Apple Mac M1モデルでのApple ProRes 4444処理が改善され、レンダリングワークフローの信頼性も向上したとしている。