FUJIFILM GFX50S II

富士フイルムは、「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」と「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」の最新開発ロードマップを公開した。

GFレンズは3本のレンズを加え17本のラインアップに拡充

GFレンズの開発ロードマップによると、GFレンズで最広角の撮影領域をカバーするズームレンズをはじめ、ボケ味による描写が可能な大口径標準単焦点レンズや、建築写真・広告写真などの撮影に最適なチルトシフトレンズの3本を新たに加えるという。GFレンズのラインナップを17本に拡充し、ラージフォーマットセンサーによる高画質撮影の領域をさらに拡充するとしている。

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超広角ズームレンズ

GFレンズにおいて最広角となる焦点距離20mm(35mm判換算:16mm相当)から、同35mm(同:28mm相当)までの撮影領域をカバーするズームレンズ。画像中心部から周辺部まで解像力を発揮し、被写体の細部をとらえたシャープな描写を可能としている。超広角の画角を活かし、広大な背景を取り入れたダイナミックな写真表現を楽しめるという。

大口径標準単焦点レンズ

焦点距離55mm(35mm判換算:44mm相当)の大口径標準単焦点レンズ。今年2月に発売した「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」と同様に、明るい開放F値1.7を実現。ラージフォーマットセンサーならではの浅い被写界深度との組み合わせにより、豊かなボケ味を活かした描写を可能としている。

チルトシフトレンズ

ピントの合う範囲を意図どおりに調整できるチルト機構と、高い建築物等の撮影時に生じる歪みを補正するシフト機構を備えたレンズ。広告などのコマーシャルフォトに最適だとしている。

XFレンズは新たに2本のレンズを加え、40本の充実したラインナップに

Xシリーズのの開発ロードマップによると、超望遠ズームレンズと高倍率ズームレンズの2本が新たに加わるようだ。

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超望遠ズームレンズ

Xシリーズ最長となる、150-600mm(35mm判換算:229-914mm相当)をカバーする焦点距離を備えた超望遠ズームレンズ。望遠から超望遠の焦点距離を活かして、遠方のスポーツ選手や野生動物などを撮影するのに最適としている。また、Xマウントシステムの利点を最大限に活かしたコンパクト設計により、快適に手持ち撮影が行えるなどの高い機動力を発揮するとしている。

高倍率ズームレンズ

焦点距離18−120mm(35mm判換算:27-183mm相当)を備える高倍率ズームレンズ。XFレンズでは初めて、ワンオペレーションでの本格的な動画撮影をサポートする機能を搭載。静止画撮影から動画撮影まで幅広いニーズに対応するという。

富士フイルムは今回ロードマップに示したレンズを加えたラインナップで、写真の素晴らしさや写真を撮る悦びを提供していくとしている。