株式会社エーディテクノは、AVシステム機器メーカーのBlustream社のHDMIシグナルマネージャーシリーズより、18Gbps対応HDMI EDIDエミュレータ「SM11」と、10.2Gbps対応HDMI EDIDエミュレータ「HD11AU」の2製品を2021年11月1日に発売する。希望小売価格はSM11が税込21,780円、HD11AUが税込12,980円。

SM11、HD11AUは、ソース機器とディスプレイ機器間でのEDID通信で使用する拡張ディスプレイ識別データを保存するEDIDエミュレータ。HDMIディスプレイ機器からコピーしたEDID情報、または本機にプリセットされたEDID情報から選択しソース機器に送ることで、「映像が正しく表示されない」、「信号が途切れてしまう」などの、ソース機器とシンク機器間のハンドシェイクエラーに起因する様々な事象を回避するという。

映像解像度は、SM11が18Gbps(最大4K60p 4:4:4)、HD11AUが10.2Gbps(最大4K60p 4:2:0)に対応。外部から入力したアナログステレオ音声をHDMI出力信号に重畳するオーディオエンベデッド機能と、本機に入力されたHDMI信号に重畳された最大7.1chのオーディオソースを、デジタルオーディオ信号、またはアナログステレオオーディオ信号に分離出力するオーディオディエンベデッド機能を有する。

HDMIオーディオフォーマットは、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、Dolby Digital PlusとDTS-HD Masterのパススルー伝送に対応。また同機は、HDMIディスプレイ機器が接続されていない状態での、HDMI入力のオーディオディエンベデッドが可能。両機種ともに、本体電源コネクタに抜け防止のネジ式コネクタを採用。ネジ式で本体とDCコネクタをしっかり固定するため、偶発的な電源の脱落を防ぐという。専用マウントブラケットが標準付属されており、壁面や市販のディスプレイへ取り付け可能。