ニコンの子会社、ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」、標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」と、「マウントアダプター FTZ II」を発表した。希望小売価格や発売時期は下記の通り。
- NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S:発売時期 2022年2月予定 税込385,000円
- NIKKOR Z 24-120mm f/4 S:発売時期 2022年2月予定 税込154,000円
- マウントアダプター FTZ II:発売時期 2021年内予定 税込36,300円
「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」は、色にじみや色づきを抑え、絞り開放から高い解像性能を発揮する「S-Line」に属するNIKKOR Zレンズ。幅広い焦点距離をカバーするNIKKOR Z レンズ初の超望遠レンズとして、広角端でクラス最短の撮影距離0.75mを実現した。
質量はクラス最軽量の約1355gで、ニコン初の「重心移動レス機構」を採用し、ズーミングによる重心の変化を抑制している。
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、高い解像力を有するNIKKOR Z レンズの「S-Line」に属し、色にじみを抑えたシャープな描写を実現する5倍標準ズームレンズ。幅広い焦点距離を開放F値4一定でカバーし、静止画、動画ともに望遠側での大きなボケを活かした表現を可能としている。
クラス最軽量の約630gや望遠端で最大撮影倍率0.39倍を実現し、被写体を大きく撮影可能。植物などの繊細な描写から、旅行、街歩き、ウェディングなどの多様なシーンで活躍し、高い表現力でハイアマチュアやプロフェッショナルフォトグラファーの撮影をサポートするという。
「FTZ II」は、ニコン一眼レフカメラのNIKKOR Fレンズの資産を「ニコン Z マウントシステム」でも可能な限り活かせるように設計したマウントアダプター。従来の「マウントアダプター FTZ」から三脚座をなくし、凸部を最小化することで軽量化を実現。
縦位置撮影時にグリップが握りやすく、さまざまなアクセサリーが装着しやすいなど、操作性が向上。また、これまで同様に、AI Nikkor以降の約360種類のレンズに対応し、AEもしくはAE/AF撮影や、手ブレ補正にも対応としている。
マウント | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 100-400mm |
最大口径比 | 1:4.5-5.6 |
レンズ構成 | 20群25枚(EDレンズ6枚、スーパーEDレンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
24°20′-6°10′(撮像範囲 FX) 16°-4°(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約98(最大径)×222mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約1435 g(三脚座を含む)、約1355g (三脚座なし) |
マウント | ニコン Z マウント |
焦点距離 | 24mm-120mm |
最大口径比 | 1:4 |
レンズ構成 | 13群16枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
84°-20°20′(撮像範囲 FX) 61°-13°20′(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約84mm(最大径)×118 mm (レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約630g |
型式 | マウントアダプター |
寸法 | 約70.0mm(最大径、突起部除く)×70.0mm |
質量 | 約125g |